IT・ソフトウェアのサイトで問い合わせ前に確認されること
IT・ソフトウェアの会社のサイトでは、導入や発注を検討する担当者が、問い合わせる前に「自社の業務のどこが変わるか」「料金と契約の条件」「安全に使えるか」「自社に近い会社の事例」を確かめ、社内で説明するための材料を集めます。
当社が制作した IT 企業のサイトには、製品を探す人、開発や運用を依頼したい人、エンジニア職の求職者が同じサイトに訪れていました。閲覧者ごとの確認事項は次のとおりです。
| 閲覧者 | 確認すること | サイトで用意するもの |
| 製品の利用部門の担当者 | 自社の業務に合うか、どの作業がどう変わるか、料金の目安 | 機能ごとの説明と画面、プランの違い、料金 |
| 情報システム部門・DX推進の担当者 | 連携できるサービス、対応環境、データの扱い、セキュリティの体制 | 連携・対応環境のページ、セキュリティ・運用体制のページ |
| 決裁者・購買の担当者 | 初期費用と月額、契約期間、運営会社の体制 | 料金ページ、導入の流れ、会社情報 |
| 受託開発・運用支援の発注を考える企業 | 自社の業界・規模での実績、進め方と契約の形、担当者の人柄 | 業界・課題別の事例、進め方、カルチャーや担当者の紹介 |
| エンジニア職の求職者 | 技術スタック、開発環境、働き方、評価の考え方 | 採用ページ、エンジニアが書く技術ブログ |
当社は、サービスの機能・導入事例・料金、セキュリティの体制、資料ダウンロード、エンジニア採用の情報を、IT・ソフトウェアの会社のサイトの構成の初期案に入れてご提案します。
IT・ソフトウェアのサイトに必要なページ構成
IT・ソフトウェアのサイトは、自社製品(SaaS・パッケージ)と受託・支援のサービスを入口の段階で分け、それぞれに機能・料金・事例・導入の流れと、目的別の問い合わせを用意します。
| ページ | 載せる内容 | 目的 |
| トップ | 誰の、どんな課題を、どう解決する会社か。製品・サービス・採用への入口 | 最初の画面で事業の型を伝える |
| 製品(PRODUCT)・機能 | 製品ごとに、解決する課題、主な機能と画面、導入の流れ、料金体系 | 同じ型で比べられるようにし、資料請求・デモ依頼へ進める |
| 受託開発・運用支援(SERVICE) | 対象となる企業の規模と課題、進め方、契約の形、対応する業界 | 製品と混同されないようにし、相談・見積もりへ進める |
| 料金 | 初期費用、月額・年額、課金の単位、最低契約期間、含まれるサポート | 比較の表に載せてもらうための材料を出す |
| 導入事例・実績 | 業種・規模・導入前の課題・選んだ理由・導入後の変化 | 自社に近い会社を探せるようにする |
| セキュリティ・対応環境 | データの保管とバックアップ、権限の設定、連携先、対応ブラウザ、取得している認証 | 情報システム部門と法務の確認に答える |
| 資料ダウンロード・デモ依頼 | 資料の内容、申し込みフォーム、送信後の流れ | 社内での回覧と、比較の段階の相談を受ける |
| カルチャー・採用 | 働き方、評価の考え方、技術スタック、開発環境、募集職種、選考の流れ | 取引先と求職者の両方の判断材料にする |
| ブログ・お知らせ | 技術記事、機能の追加・改善の履歴、リリース情報 | 技術用語での検索と採用の発信を兼ねる |
ページごとの書き方はIT企業・SaaSのホームページの作り方とBtoBの製品・サービスページの書き方で解説しています。
IT・ソフトウェアのサイトでよくある課題と、当社の進め方
IT・ソフトウェアのサイトでよくある課題は次の4つで、当社は訴求の整理と問い合わせの入口の設計から進めます。
製品と受託の両方を扱い、何を頼める会社かが伝わらない
製品を売りたいのか、開発を請け負いたいのかがサイトで曖昧になると、どちらの検討者も比較の候補に入れにくくなります。当社は、製品と受託・支援をナビゲーションの段階で分け、製品は「資料請求・デモ依頼」、受託は「相談・見積もり」、採用は「エントリー」と、閲覧者ごとの行動を決めてから構成を作ります。最初にターゲット・提供価値・比較ポイント・キーメッセージを訴求設計書にまとめ、営業資料や顧客の話から「選ばれている理由」を整理します。
技術用語と抽象的な言葉が並び、決裁者に説明できない
「DX を支援」「最適なソリューション」といった言葉だけでは、検討者は自社で使う場面を想像できません。機能ごとに「誰の、どの作業が、どう変わるか」を文章と画面で示し、料金・対応環境・連携先は画像や PDF の中だけでなく本文に書きます。原稿はヒアリングをもとに当社が下書きし、技術的な記述は貴社のエンジニアの方に事実を確認していただく進め方です。
問い合わせが1つのフォームにまとまり、どの段階の相談か分からない
資料請求・デモ依頼・見積もり依頼を分け、それぞれのフォームの項目と送信後のサンクスページを設計します。運用・保守の相談では、現在の CMS の種類や困りごとを選択式で入力できるようにすると、初回の提案を具体的にできます。入口ごとの送信数を GA4 で別々に計測できる状態で納品するため、公開後に「資料請求は多いがデモ依頼が少ない」といった数字から直す場所を決められます。資料のページの作り方は資料ダウンロードページの作り方をご覧ください。
エンジニアの採用ページが募集要項だけになっている
エンジニアの求職者は、給与だけでなく、使っている言語やツール、開発の進め方、評価の考え方、一緒に働く人を見て応募先を絞ります。取引先にも見せたいカルチャーや数字で見る会社はコーポレートサイトに置き、選考や待遇の詳細は採用ページに分けます。募集要項には求人の構造化データ(JobPosting)を設定し、Google しごと検索に対応させます。複数の職種を継続して採用する場合は、独立した採用サイトもご提案します。
当社のIT・ソフトウェアの制作事例
当社は、自社製品と受託サービスを持つITソリューション企業と、WEB・ITの運用支援会社のコーポレートサイトを制作しました(掲載許諾の方針により社名・URL・画面は非公開)。
- ITソリューション企業のコーポレートサイト:NEWS・COMPANY・IDENTITY・PRODUCT・SERVICE・BLOG・RECRUIT・CONTACT の8項目で入口を分け、行動につながる RECRUIT と CONTACT だけを塗りのボタンにしました。問い合わせフォームは最初に用件を選ぶと入力項目が変わる形で、製品・受託・採用のどのページからも1回の操作で該当するフォームに進めます。
- IT支援会社のコーポレートサイト:外注先を探す企業が「任せて安心か」「担当者と長く付き合えるか」を重視することから、カルチャーのページを事業内容と同じ比重で置きました。問い合わせは運用・保守、開発、採用などに分け、運用・保守の相談では CMS の種類・更新頻度・困りごとを選択式で入力できます。
業界向けの業務ツールを提供する会社の例として、不動産営業支援サービスのサイトでは、導入を決める人が確認する順番(機能・強み・お客様インタビュー・よくあるご質問・導入企業)をそのままナビゲーションにしています。
IT・ソフトウェアのサイト制作の料金と期間の目安
IT・ソフトウェアの会社では、製品・受託・採用を1つにまとめるコーポレートサイトのスタンダード(120万円〜・税別、2.5〜4か月)と、主力製品の専用のサービスサイト(60万円〜・税別、1.5〜3か月)が主な選択肢です。
| 構成 | 向いている会社 | 料金の目安(税別) | 期間の目安 |
| コーポレートサイト スタンダード(10ページ前後) | 製品・受託サービス・採用・ブログを1つのサイトで案内したい会社 | 120万円〜 | 2.5〜4か月 |
| サービスサイト(5〜8ページ) | 主力の製品・SaaS があり、機能・料金・事例・FAQ・導入の流れを1つのサイトで伝えたい会社 | 60万円〜 | 1.5〜3か月 |
| サービスサイト+LP | 広告を出す、または製品や対象の顧客が複数ある会社(目的別のLPは2本まで) | 100万円〜 | 構成に応じて工程表でご提示 |
| 採用サイト スタンダード(8ページ前後) | エンジニアを含む複数の職種を継続して採用する会社 | 80万円〜 | 2〜3か月 |
| 運用改善 ライト | 診断レポートの後、入口ごとの数字を見て直す場所を毎月決めたい会社 | 月8万円〜 | 月次(最低契約6か月) |
金額は目安で、ページ数、機能比較表や料金シミュレーターなどの画面の部品、MA ツール・CRM との連携、多言語対応によって変わります。サービス資料(ホワイトペーパー)の構成・デザインはオプションです。詳しくはサービスサイト・LP制作、コーポレートサイト制作、料金プランをご覧ください。
よくあるご質問
製品サイトは、コーポレートサイトと分けたほうがよいですか?
製品が1〜2つで、会社の信頼がそのまま製品の信頼につながる段階なら、コーポレートサイトの中に製品のページを置く形で十分です。製品ごとに広告を出す、料金のプランが複雑になった、海外にも展開する、といった段階になったら、製品サイトを分けることをご提案します。
料金を一律に決めていない製品でも、料金のページは必要ですか?
固定の金額を出せない場合も、最低価格や価格帯、金額が決まる要因を載せる方法があります。検討者は予算の見当がつかない製品を比較の候補に残しにくいため、出せる範囲を社内で決めていただいたうえで、ページの構成をご提案します。
MA ツールや CRM と、フォームを連携できますか?
できます。連携するツールと送りたい項目を伺い、個別にお見積りします。連携しない場合も、資料請求・デモ依頼・見積もり依頼の送信数は、GA4 で入口ごとに計測できる状態で納品します。
英語のページも作れますか?
作れます。多言語対応(英語・中国語など)は、翻訳するページの範囲と、公開後に誰がどう更新するかを決めたうえで、個別にお見積りします。