WEB・ITの運用支援を手がける企業のコーポレートサイトです。IT支援会社は、技術の説明だけでは同業他社と区別がつかず、最終的には「どんな人が、どう働くか」で選ばれます。この事例では、私たちについて・カルチャー・事業内容・事例実績・お知らせの構成で、取引先と求職者の両方に向けて会社の人柄と仕事ぶりを見せ、「挑戦することで新しい価値を生み出す」という姿勢をブランドマークのモチーフで表現しました。
制作の背景
WEB運用やシステム保守の外注先を探す企業は、技術力の高さより「任せて安心か」「担当者と長く付き合えるか」を重視します。同時に、IT業界は採用競争が激しく、求職者は給与や技術スタックだけでなく、カルチャーや働き方で会社を選びます。取引先と求職者が同じサイトを見ることを前提に、「人と文化」を見せるページを事業と同じ比重で置くことが課題でした。
情報設計:事業と文化を同じ比重で
グローバルナビは「私たちについて/カルチャー/事業内容/事例・実績/お知らせ」の5項目で、右端に青い「お問い合わせ」ボタンを固定しています。トップページは、ファーストビュー→ABOUT US(会社の要約)→事業内容→事例→カルチャー→採用への入口→お知らせの順です。
- 私たちについて:ビジョン・代表メッセージ・数字で見る会社(社員数・平均年齢・取引社数など公開できる範囲)
- カルチャー:働き方・評価の考え方・チームの様子・社内制度。写真と社員の言葉で構成し、求職者が「自分に合うか」を判断できるようにする
- 事業内容:WEB運用支援・システム保守・開発などを、対象企業の課題別に説明。契約形態と進め方を明記
- 事例・実績:業種・課題・支援内容・変化を同じ型で掲載。許諾の範囲で
- 採用情報:職種・技術環境・選考フロー。カルチャーのページから自然につながる
ファーストビューとデザイン
ファーストビューは、モニターに向かう社員の写真の上に、ブランドマークの「W」を巨大な青いチェックマークのように重ね、「We Challenge」の英字と「挑戦することで新しい価値を生み出せる。」の日本語を置いています。写真が「実際の仕事」を、マークが「姿勢」を表し、2つを重ねることで、具体と抽象を一枚にまとめました。直下に「ABOUT US」の大きな見出しを置き、会社の要約へ続きます。
配色は青を基調に、白地と組み合わせた清潔感のあるトーンで、ITらしさと信頼感を両立させています。
導線と問い合わせ設計
問い合わせは「運用・保守の相談」「開発の相談」「採用」「その他」に分かれます。フォームで用件を選び、運用・保守の場合は現在のサイトやシステムの状況(CMS の種類・更新頻度・困りごと)を選択式で入力できるようにしました。事例・実績の各ページには「同じ課題で相談する」ボタン、カルチャーのページには「募集職種を見る」ボタンを置き、ページの文脈に合った行動に進めます。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「WEB 運用 代行」「WordPress 保守 外注」「システム保守 会社 ○○」のように、サービスの種類と行動の組み合わせです。事業内容をサービス種類ごとのページに分け、見出しにサービス名を含めています。事例・実績は「業種+課題」の検索を受け、お知らせは社員が書く技術・文化の記事と会社の告知を兼ねる投稿形式にしました。採用に関する検索(「社名 採用」「社名 評判」)に対しては、カルチャーと私たちについてのページが受け皿になります。
よくあるご質問
カルチャーのページは、採用サイトではなくコーポレートサイトに置くべきですか?
取引先にも見せたい場合はコーポレートサイトに置きます。運用・保守のように長く付き合うサービスでは、担当者の人柄や会社の文化が取引の判断材料になるため、求職者向けだけの情報ではありません。採用に特化した内容(選考・待遇の詳細)だけを採用ページに分けます。
数字で見る会社には、何を載せればよいですか?
公開できる範囲で、社員数・平均年齢・男女比・取引社数・継続率・平均残業時間などです。取引先向けには取引社数と継続率、求職者向けには年齢構成と働き方の数字が効きます。
IT支援会社のコーポレートサイトの制作期間と費用の目安は?
8〜10ページで2.5〜3.5か月が目安です。費用は料金のコーポレートサイト制作、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 長く付き合うサービスでは、カルチャーのページが取引先と求職者の両方への判断材料になる
- ファーストビューは「実際の仕事の写真」と「姿勢を表すマーク」を重ねると、具体と抽象を一枚で伝えられる
- 問い合わせフォームで現状(CMS・更新頻度・困りごと)を選べるようにすると、初回提案が具体的になる