福祉車両のレンタル・リース・販売・買取・修理・メンテナンスを手がける企業の特設サイトです。福祉車両は、介護が必要な家族のいる個人と、介護施設・福祉事業所の車両担当者という2種類の利用者がいて、「買いたい」「借りたい」「売りたい」「直したい」と目的もさまざまです。この事例では、目的別の入口を横に並べ、フリーダイヤルと店舗への問い合わせに導く、親しみやすい配色の設計にしました。
制作の背景
自動車販売会社の一事業である福祉車両は、会社のコーポレートサイトの中では埋もれがちです。しかし、福祉車両を探す人は「福祉車両 レンタル」「福祉車両 買取」のように目的を明確に持って検索し、一般の車の情報には興味がありません。福祉車両に特化した特設サイトを設け、目的ごとに答えることで、問い合わせの取りこぼしを防ぐことが課題でした。
情報設計:目的別の入口を一列に
グローバルナビは「福祉車両サービスとは/福祉車両の購入/買い取り/修理・メンテナンス/福祉レンタカー/よくある質問」で、各項目にアイコンを添えて目的を直感的に選べるようにしています。ヘッダー上部にはフリーダイヤル(受付時間・年中無休)と「お問い合わせ」ボタンを常時表示しました。
- 福祉車両の購入:車種のタイプ(スロープ・リフト・回転シート)ごとの特徴、新車・中古車、補助金・減免制度の案内
- 買い取り:買取の流れ、査定のポイント、他社との違い。乗り換えとセットの提案
- 修理・メンテナンス:福祉装置の点検・修理、車検、定期メンテナンスの内容と料金の目安
- 福祉レンタカー:短期・長期の料金、予約の流れ、車種の一覧。旅行・一時帰宅・施設の繁忙期対応など利用場面も記載
- よくある質問:補助金・保険・免許・操作方法など、初めての人の疑問に回答
ファーストビューとデザイン
ファーストビューは、緑の中で車椅子の男性と家族が車のそばで笑っている写真に、「福祉車両をもっと身近に、お手軽に。」というコピーと「Life with a smile!」の手書き風の英字を重ねています。車両の機能ではなく、車両があることで生まれる外出の場面を見せ、「身近に」という言葉を写真で裏付けました。オレンジ・黄色・水色の明るい配色とドットの装飾で、福祉のサイトにありがちな堅さをなくしています。
ファーストビューの直下には、サービスの全体像を一文で説明し、「まずは店舗にお問い合わせ」のボタンを置いて、迷ったら電話という逃げ道を用意しました。
導線と問い合わせ設計
福祉車両の相談は、本人の状態や介護の状況を踏まえた個別の話になるため、電話での相談が中心です。フリーダイヤルを最も目立つ位置に置き、受付時間を明記しました。フォームでは目的(購入・買取・修理・レンタル・その他)を選び、購入なら希望のタイプと時期、レンタルなら期間と車種、買取なら車種と年式を選択式で入力できるようにし、折り返しの電話で具体的に話せる状態にしています。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「福祉車両 レンタル ○○県」「福祉車両 買取」「福祉車両 中古 スロープ」のように、目的と地域、車種タイプの組み合わせです。目的ごとのページに目的の言葉を見出しとして置き、購入ページでは車種タイプ名を、レンタルページでは利用場面を含めています。補助金・減免制度は年度で変わるため、該当部分を担当者が更新できる形にし、更新日を明記しました。在庫車両の情報は投稿形式で追加・削除できる運用です。
よくあるご質問
コーポレートサイトの中に福祉車両のページを置くのと、特設サイトを分けるのはどちらがよいですか?
検索する人が「福祉車両」という明確な目的を持っていて、一般の車の情報と混ざると分かりにくい場合は、特設サイトを分けるほうが効果的です。会社の信頼性を確認したい人のために、特設サイトからコーポレートサイトへのリンクは残します。
目的別の入口が多いと、トップページが散らかりませんか?
入口は横一列のアイコン付きナビにまとめ、トップページでは各目的を同じ大きさのカードで並べると整理されます。利用者は自分の目的だけを見るので、全部を読ませる必要はありません。
特設サイトの制作期間と費用の目安は?
6〜8ページで2〜3か月が目安です。費用は料金のサービスサイト・LP 制作、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 明確な目的を持って検索される事業は、コーポレートサイトから切り出した特設サイトのほうが問い合わせにつながる
- 目的が複数あるサービスは、目的別の入口をアイコン付きで横一列に並べ、各目的のページで完結させる
- 個別相談が前提のサービスでは、フリーダイヤルと受付時間を最も目立たせ、フォームは折り返しの電話を前提に設計する