社名で検索したときに表示される地図や会社情報が古いまま、口コミに返信していない、登録はしたものの「インサイト」の画面が見つからない。Googleビジネスプロフィールは無料で使える一方、登録したあとの使い方が分からず、手が止まりやすいサービスです。
Googleビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップに表示される会社・店舗の情報を無料で管理できるGoogle公式のサービスで、正確な情報を登録してオーナー確認を済ませ、写真・投稿・口コミへの返信を続けながら「パフォーマンス」の数字で反応を確かめることが、集客に活かす基本です。
この記事では、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の概要と2024年に終了した機能、登録とオーナー確認の手順、最初に整える項目、投稿と口コミの使い方、パフォーマンス(旧インサイト)の見方と改善への活かし方を、2026年10月時点のGoogleのヘルプに沿って解説します。
Googleビジネスプロフィールとは(旧Googleマイビジネス)
Googleビジネスプロフィールは、事業者が自社の名称・住所・営業時間・写真などをGoogle検索とGoogleマップに無料で掲載し、情報の更新や口コミへの返信を行えるGoogleのサービスです。
2021年11月に「Googleマイビジネス」から現在の名称に変わりました。登録した情報は、社名で検索したときの会社情報(ナレッジパネル)、「地域名+業種」で検索したときの地図枠(ローカルパック)、Googleマップの検索結果に表示されます。地図枠で上位に表示されるための取り組み全体についてはローカルSEO・MEO対策の仕組みとやり方で解説しています。
| 項目 | 内容 |
| 費用 | 登録・利用とも無料(Google広告を出す場合は別途広告費がかかる) |
| 登録できる事業者 | 顧客が訪れられる拠点を持つ事業者、または顧客の所在地に出向いてサービスを提供する事業者 |
| 登録できない例 | 顧客と対面する拠点がなく出張もしない事業、実際に業務を行っていない住所(バーチャルオフィスなど) |
| 表示される場所 | Google検索(ナレッジパネル・地図枠)、Googleマップ |
| 管理する場所 | パソコンはbusiness.google.com、スマートフォンはGoogleマップアプリの「ビジネス」タブ |
2024年に終了した機能と、名称が変わった画面
古い解説記事に載っている機能の中には、すでに終了したものがあります。2026年10月時点の状況は次のとおりです。
| 機能 | 現在の状況 | 代わりの方法 |
| ビジネスプロフィールで作成するウェブサイト | 2024年3月に提供が終わり、同年6月10日まではGoogleマップのプロフィールへ転送され、その後は表示されなくなった | 自社サイトを用意し、ウェブサイト欄にURLを登録する |
| チャット(メッセージ機能) | 2024年7月31日に終了 | 電話番号、問い合わせフォームのURL、予約リンクを登録する |
| インサイト(閲覧数などの数値の画面) | 数値は「パフォーマンス」で確認する形に変わった | パフォーマンスで期間を指定して確認する |
出典:Google for Developers(Google Business Messages とチャット機能の終了について・英語)、Search Engine Land(ビジネスプロフィールのウェブサイトの終了について・英語)
なお、2026年10月時点のヘルプでは、「インサイト」という名称は、口コミや写真、ローカル検索の傾向など公開されている情報をもとにした分析と改善案を示す機能として、パフォーマンスとは別に案内されています。この機能は、一部のプロフィールでは利用できません。
Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認の手順
登録はbusiness.google.comから始め、ビジネス名・カテゴリ・所在地・連絡先を入力したあと、Googleが指定する方法でオーナー確認を済ませると、情報が公開され編集できるようになります。
- 会社で管理するGoogleアカウントを用意する。担当者の私用アカウントで登録すると、異動や退職のときに管理できなくなるため避ける
- business.google.com/add にアクセスし、「Google にビジネス情報を追加」を選ぶ
- ビジネス名を入力する。すでに自社のプロフィールが候補に表示された場合は新しく作らず、そのプロフィールのオーナー確認か、オーナー権限のリクエストに進む
- メインカテゴリを選ぶ(事業そのものを表す、できるだけ具体的なもの)
- 来客を受け付ける住所を入力する。出張型で顧客が来ない場合は、サービス提供地域を設定して住所を非表示にする
- 電話番号とウェブサイトのURLを入力する
- 画面に表示された方法でオーナー確認を行い、審査を待つ
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google ビジネス プロフィールを追加またはオーナー確認する」
オーナー確認の方法と期間
オーナー確認の方法は、業種や公開されている情報、地域、営業時間などをもとにGoogleが自動で決めるため、事業者が選ぶことはできません。審査には5営業日ほどかかり、まれにそれ以上かかることもあります。
| 方法 | 内容 | 注意点 |
| 電話・テキストメッセージ | ビジネスの電話番号に届く確認コードを入力する | 自動音声応答の番号ではコードを受け取れない |
| メール | 確認画面に表示されたアドレスに届くコードを入力する | 表示されたアドレスを使える場合のみ |
| 動画の録画 | 所在地や看板、設備など、事業を行っている様子が分かる動画を撮影して送る | 撮影する内容は画面の案内に従う |
| ライブビデオ通話 | Googleの担当者とビデオ通話をしながら確認する | 一部のビジネスのみ。拠点の営業時間内に限られる |
| ハガキ | 郵送で届いた5桁の確認コードを入力する | 一部のビジネスのみ。通常14日以内に届き、コードは30日で失効する |
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」
Service
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最初に整える項目と入力のポイント
オーナー確認が済んだら、名称・カテゴリ・営業時間・連絡先・サービス・写真・権限の7項目を最初に整えると、検索した人が必要な情報を一通り得られる状態になります。
| 項目 | 入力のポイント |
| ビジネス名 | 看板や書類で使っている実際の名称だけを入れる。地域名、サービスの説明、キャッチコピーを付け足すのはガイドライン違反 |
| カテゴリ | メインカテゴリは事業そのものを表すもの。追加カテゴリは実際に行っている事業に絞る |
| 営業時間 | 通常の営業時間に加えて、祝日や年末年始、臨時休業などの特別営業時間も登録する |
| 電話番号・ウェブサイト | 顧客向けの代表番号と自社サイトのURLを登録する。URLにUTMパラメータを付けると、GA4でプロフィール経由の訪問を区別できる |
| サービス・商品・属性 | 提供しているサービス、取扱商品、駐車場の有無などを登録する |
| 写真・動画 | 入口が分かる外観、内観、スタッフ、作業風景、製品や施工例、ロゴ |
| ユーザーと権限 | オーナーまたは管理者を複数人登録し、担当者の異動や制作会社との契約終了でも管理が途切れないようにする |
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」
UTMパラメータは、たとえば「https://example.co.jp/?utm_source=google&utm_medium=organic&utm_campaign=gbp」のようにURLの末尾に付けます。GA4の集客のレポートでキャンペーン名「gbp」に絞り込むと、プロフィールから来た人が見たページや問い合わせの件数が分かります。GA4の基本的な見方はGoogleアナリティクス(GA4)の見方で解説しています。
ビジネス名やカテゴリ、住所を変更すると、Googleの確認が入り、反映まで時間がかかることがあります。移転やリニューアルなどで情報が大きく変わるときは、自社サイトの会社概要とあわせて、変更する日を決めて更新します。
投稿と口コミへの返信で情報を新しく保つ
投稿でお知らせや特典、イベントを知らせ、口コミには内容を確認したうえで返信すると、検索した人に「今も営業していて、対応が丁寧な会社」だと伝わります。
投稿の種類と使い分け
| 種類 | 向いている内容 | 例 |
| 最新情報 | お知らせ、新しいサービス、事例の紹介、休業日の案内 | 例:「新しい検査設備を導入しました」「年末年始の休業日のお知らせ」 |
| 特典 | 期間限定の割引やキャンペーン。タイトルと期間の入力が必要 | 例:「春の点検キャンペーン(4月末まで)」 |
| イベント | 見学会、相談会、セミナー、説明会。開始と終了の日時を入力する | 例:「工場見学会」「住まいの相談会」 |
投稿は公開後に審査され、事業者のものと確認できない電話番号を説明文に入れると承認されないことがあります。日時を指定した予約投稿や、毎週・毎月の繰り返し投稿も設定できます。期間を設定していない投稿は、6か月を過ぎるとアーカイブされます。月に1〜2回、事例やお知らせを投稿するだけでも、情報が更新されている会社だと伝わります。
口コミの集め方と返信のポイント
口コミは、プロフィールのクチコミの画面で作成できる投稿用のリンクやQRコードを、納品書やお礼のメール、店頭の掲示などで案内して集めます。QRコードは、パソコンのブラウザから作成します。
- 依頼は、評価の高低にかかわらず、すべての顧客に同じように行う
- 割引や粗品と引き換えに投稿を頼まない(Googleのポリシーで禁止されており、景品表示法のステルスマーケティング規制の対象にもなる)
- 返信は短く丁寧にし、口コミの具体的な内容に触れてお礼を伝える
- 低評価の口コミには、記録を確認してから、事実と対応できることを説明する。投稿者の個人情報は書かない
- 返信の中で割引やキャンペーンを宣伝しない
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ(クチコミを増やす方法と返信について)
パフォーマンス(旧インサイト)の見方
パフォーマンスでは、プロフィールを閲覧した人数、表示につながった検索語句、通話・ルート・ウェブサイトのクリックなどの反応を、期間を指定して確認できます。
パソコンではbusiness.google.comでプロフィールを開いて「パフォーマンス」を選び、上部で期間を指定して「適用」を押します。Googleマップアプリでは、右下の「ビジネス」をタップし、「パフォーマンス」の横にある「詳細」から確認できます。データが表示されるのは、オーナー確認が済んだプロフィールだけです。
| 指標 | 分かること | 注意点 |
| インタラクション | 通話、ルート、ウェブサイトのクリックなど、プロフィール上の反応の合計 | 内訳は個別の指標で確認する |
| 閲覧数(プロフィールを閲覧したユーザー数) | Google検索・Googleマップでプロフィールを見た人数。プラットフォームとデバイスの内訳も見られる | 同じ人は1日に1回だけ数えられる |
| 検索(表示につながった検索語句) | どんな言葉で検索されてプロフィールが表示されたか | 月初に更新され、反映まで5日ほどかかることがある |
| ルート | 拠点までのルートを調べた人数 | 来店・来社型の事業で特に重要 |
| 通話 | 通話ボタンが押された回数 | 電話番号の登録が必要 |
| ウェブサイトのクリック | プロフィールから自社サイトへのリンクが押された回数 | その後の行動はGA4で確認する |
| 予約・メニュー・商品・特典 | 該当する機能を使っている場合の閲覧・クリック・予約の数 | 業種や設定によっては表示されない |
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ(パフォーマンスとインサイトの確認方法)
パフォーマンスに地図枠での順位は表示されません。順位を確かめたい場合は、拠点の周辺など数か所で実際に検索するか、有料の順位計測ツールを使います。
パフォーマンスの数字を改善に活かす方法
数字は前月比と前年同月比で変化を見たうえで、「見られているのに反応がない」「検索されている言葉が偏っている」など、状況ごとに打ち手を決めると改善につながります。
| 数字の状況 | 考えられる原因 | 改善の例 |
| 閲覧数が少ない | カテゴリやサービスの登録が足りず、業種名での検索に表示されていない | カテゴリ・サービス・説明文を見直す。写真を追加する。自社サイトの会社情報と表記をそろえる |
| 検索語句が社名ばかり | すでに社名を知っている人にしか見つけられていない | 提供しているサービスを具体的に登録する。ただし名称や説明文にキーワードを詰め込まない |
| 閲覧数に対してルート・通話・クリックが少ない | 写真や情報が少ない、営業時間が古い、口コミに返信していない | 写真と営業時間、特別営業時間を更新し、口コミに返信する |
| ウェブサイトのクリックは多いが問い合わせが増えない | リンク先のページに、必要な情報や問い合わせへの導線がない | リンク先をサービスページや相談の案内ページにする。料金の目安、事例、フォームへの導線を整える |
| 特典の閲覧・クリックが少ない | 内容が検索した人の目的と合っていない | 対象・期間・条件を具体的に書き、写真を付ける |
季節によって検索が増減する業種(例:エアコン工事、年末の大掃除、引っ越し)では、前月ではなく前年同月と比べると変化を正しく判断できます。検索語句は月初に更新されるため、毎月第2週など確認する日を決めておくと、変化に早く気づけます。
自社サイトとあわせて使うと成果につながる理由
プロフィールは会社を見つけてもらう入口で、料金の目安や事例、問い合わせの方法を詳しく伝えるのは自社サイトの役割のため、両方の情報をそろえ、サイト側に受け皿を用意することが成果につながります。
- 社名・住所・電話番号・営業時間を、自社サイトの会社概要とプロフィールで同じ表記にする
- ウェブサイト欄のリンク先は、トップページだけでなく、来店・相談の案内ページやサービスページも検討する
- 移転や電話番号・営業時間の変更は、サイトとプロフィールを同じ日に更新する
- Search Consoleで、社名や「地域名+業種」で検索されたときに自社サイトがどう表示されているかも確認する
プロフィールに登録した会社情報は、地図や検索結果だけでなく、GoogleのAIによる概要などAI検索が会社を説明するときの手がかりにもなります。古い住所や終了したサービスがAIの回答に残る場合の対処はChatGPTで自社が出てこない理由と、会社情報をAIに正しく伝える方法を参考にしてください。
よくあるご質問
Googleビジネスプロフィールの利用に費用はかかりますか?
登録も利用も無料です。Google検索やGoogleマップに広告を出す場合はGoogle広告の費用がかかりますが、プロフィールの作成・更新、口コミへの返信、パフォーマンスの確認に料金はかかりません。登録を代行する有料サービスもありますが、基本的な設定は社内の担当者で行えます。
登録した覚えがないのに、自社の情報が表示されています。どうすればよいですか?
Googleが公開情報や利用者からの情報をもとに作ったプロフィールが表示されている場合があります。そのプロフィールを自社で管理できるように、オーナー確認を申請してください。すでに別の人がオーナーになっている場合は、オーナー権限をリクエストできます。
オーナー確認の方法を選べないのはなぜですか?
確認方法は、業種、公開されている情報、地域、営業時間などをもとにGoogleが自動で決めるため、変更できません。動画の録画やビデオ通話が表示された場合は、所在地や看板、事業の様子が分かるように準備してから進めます。ハガキの場合は通常14日以内に届き、確認コードは30日で失効します。
パフォーマンスとインサイトは同じものですか?
以前「インサイト」と呼ばれていた閲覧数や反応の数値は、現在「パフォーマンス」で確認します。2026年10月時点のヘルプでは、「インサイト」は口コミや写真、ローカル検索の傾向などをもとにした分析と改善案を示す別の機能として案内されており、一部のプロフィールでは利用できません。
担当者が退職したら、プロフィールはどうなりますか?
担当者の個人アカウントだけがオーナーになっていると、退職後に管理できなくなるおそれがあります。会社で管理するアカウントをオーナーにし、複数の担当者をオーナーまたは管理者として追加しておくと安全です。制作会社や代行会社には管理者として権限を付与し、オーナー権限は自社で持つようにします。
まとめ
Googleビジネスプロフィールは、正確に登録して終わりではなく、情報の更新・投稿・口コミへの返信とパフォーマンスの確認を続けることで集客に活きるサービスです。
- 旧Googleマイビジネスで、登録・利用は無料。来客に対応する拠点か、出張型の事業が対象
- 2024年にプロフィールで作るウェブサイトとチャット機能が終了したため、自社サイトと問い合わせ窓口を登録する
- オーナー確認の方法はGoogleが自動で決め、審査には5営業日ほどかかる
- ビジネス名は実際の名称だけにし、カテゴリ・営業時間・サービス・写真・権限を最初に整える
- 投稿は最新情報・特典・イベントの3種類。口コミは全員に同じように依頼し、特典と引き換えにしない
- 旧インサイトの数値はパフォーマンスで確認し、前年同月比で変化を見て改善する
当社のSEO・AI検索(AIO)対策では、自社サイト・Googleビジネスプロフィール・外部サイトの会社情報をそろえ、検索とAI検索の両方で正しく紹介される状態を整えています。今のサイトの状態は、URLを入れるだけの無料簡易診断で確認できます。
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