結婚相手紹介サービスを運営する企業の採用サイトです。アドバイザー職は「会員の人生の節目に伴走する」仕事ですが、具体的に何をするのかが外からは見えにくく、応募前の不安につながります。この事例では、会社を知る・仕事を知る・先輩を知るの3部構成で、仕事内容を入会から成婚までの流れ(Work Flow)として具体的に説明し、追従するエントリーボタンで応募につなげる設計にしました。
制作の背景
接客・営業経験者が転職先として検討する際、「ノルマは厳しいのか」「どんな一日なのか」「どんな人が働いているのか」が最初の疑問になります。サービスのブランドイメージ(上質で誠実)を保ちながら、仕事の実態を具体的に、かつ前向きに伝える必要がありました。求人媒体の条件では伝わらない「仕事の中身」を、採用サイトの中心に据えています。
情報設計:仕事内容を流れで説明する
グローバルナビは「TOP/会社を知る/仕事を知る/先輩を知る/採用情報」の5項目で、画面右側に「採用エントリー」のボタンを常時追従させています。中心となる「仕事を知る」では、アドバイザーの仕事を Work Flow として、会員との出会いから成婚までの段階ごとに説明しました。
- 仕事を知る(Work Flow):入会案内→会員との面談→お相手の紹介→交際中のサポート→成婚、という流れに沿って、各段階でアドバイザーが何をするかを記載。専任サポート制の説明で「一人の会員に一人の担当がつく」働き方を示す
- 会社を知る:サービスの歴史と理念、数字で見る会社、職場環境
- 先輩を知る:入社の経緯・一日の流れ・やりがい・大変なこと。前職が接客・営業だった先輩を中心に
- 採用情報:職種・雇用形態別の募集要項、選考の流れ、よくある質問
ファーストビューとデザイン
ページ全体は白地に、ブランドカラーの赤と、水彩のにじみのような淡いピンク・グレーの装飾で構成しています。見出しには「Work Flow」のような筆記体の英字を添え、サービスの上質なイメージを採用サイトでも保ちました。写真は多用せず、仕事内容は文章と図で説明し、先輩紹介のページで人物写真を集中して使うことで、情報と感情のページを分けています。
赤は「採用エントリー」のボタンと見出しのアクセントに限定し、全体は落ち着いたトーンにして、読み物として最後まで読めるようにしました。
導線と問い合わせ設計
「採用エントリー」は右側に追従するボタンとして常時表示し、どの位置からでも応募に進めます。ただし、仕事内容を読んでから応募してほしいため、Work Flow の各段階の末尾にも「この仕事に応募する」ではなく「先輩の話を読む」へのリンクを置き、先輩紹介を経由してエントリーに進む流れを作りました。フォームは氏名・連絡先・希望職種・現在の職業に絞っています。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「結婚相談所 アドバイザー 求人」「婚活 カウンセラー 転職」「結婚相談所 仕事内容」のように、職種名と行動、そして「仕事内容」を調べる検索です。Work Flow のページは「仕事内容」の検索に対する受け皿として、職種名と業務の名詞を見出しに含めています。募集要項には JobPosting の構造化データを設定しました。先輩紹介は入社者が増えるたびに追加できる投稿形式にしています。
よくあるご質問
営業色の強い仕事を、採用サイトでどう伝えればよいですか?
隠さずに、流れの中で説明するのが最善です。この事例のように、会員との出会いから成婚までの流れを示し、各段階でアドバイザーが何をするかを具体的に書けば、営業要素も「会員のための提案」として自然に伝わります。先輩の言葉で「大変なこと」も書くと、入社後のギャップが減ります。
ブランドサイトと採用サイトのデザインは揃えるべきですか?
サービスのイメージが応募動機に直結する業態では、揃えるべきです。ロゴ・色・書体の系統を共有し、採用サイト側では写真の使い方(スタッフ中心)で区別します。
採用サイトの制作期間と費用の目安は?
6〜8ページで2〜3か月が目安です。費用は料金の採用サイト制作、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 見えにくい仕事は、顧客との関わりの「流れ」に沿って説明すると、具体的かつ前向きに伝わる
- 追従するエントリーボタンを置きつつ、本文からは先輩紹介を経由させると、理解したうえでの応募が増える
- サービスのブランドイメージを採用サイトでも保つことで、ブランドに共感した応募が集まる