地方に拠点を置く運送会社のコーポレートサイトです。荷主が運送会社を探すとき最初に確認するのは「どの車両で、どこまで運べるか」です。この事例では、その問いに答える「トラック種別・輸送エリア」のページを独立させ、事業紹介・会社概要・地域について・採用情報を添えた6項目の構成にしました。緑を基調にした配色と、自社トラックの写真で、地域に根ざした運送会社らしさを伝えています。
制作の背景
運送会社のサイトは、保有車両の写真と「安全第一」の言葉で構成されるものが多く、荷主が知りたい「車両の種類・積載量・対応エリア・得意な荷物」が探しにくいことがあります。地方の運送会社では、地域とのつながりや地元採用も重要な要素です。荷主向けの実務情報と、地域・採用向けの情報を1つのサイトで両立させることが課題でした。
情報設計:荷主の問いに最短で答える
グローバルナビは「事業紹介/トラック種別・輸送エリア/会社概要/地域について/採用情報」とし、右端に「お問い合わせ」ボタンを置いています。項目名は業界用語を避け、荷主が探す言葉(トラック種別・輸送エリア)をそのまま使いました。
- トラック種別・輸送エリア:車種ごとに積載量・温度帯・得意な荷物を一覧表にし、対応エリアを地図と都道府県名で明記。最も読まれる想定のページ
- 事業紹介:一般貨物・チャーター・定期便など、契約形態別にサービスを説明
- 地域について:拠点のある町の紹介と、地域との関わり(地元産品の輸送、地域行事への参加など)。地元採用と地域の荷主への信頼につながる
- 採用情報:ドライバー・事務の仕事内容、勤務形態、必要な免許。写真は実際の車両と拠点
- 会社概要:許可番号・保有車両数・拠点・沿革。取引開始時の与信確認に必要な項目を揃える
ファーストビューとデザイン
ファーストビューは、地元の観光地が描かれた自社トラックの写真を大きく使い、「地域に寄り添い、思いを届ける」というコピーを左下に置いています。トラックのラッピングそのものが地域への姿勢を表しているため、写真の説得力を優先し、文字は短くしました。緑はコーポレートカラーであると同時に、安全・環境・地域を連想させる色として、ナビの背景とボタンに使っています。
導線と問い合わせ設計
運送の依頼は「この荷物を、ここからここまで、いつ」という条件が揃って初めて見積もりになります。お問い合わせフォームでは、荷物の種類・おおよその量・集荷地と配達地・希望日を選択式と短い入力で揃え、電話番号も併記して急ぎの依頼に対応できるようにしました。トラック種別・輸送エリアのページの末尾には「この車両で見積もりを依頼する」ボタンを置いています。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「運送会社 ○○県」「チャーター便 ○○市」「冷凍 輸送 九州」のように、地域とサービス形態、荷物の種類の組み合わせです。会社概要とトラック種別・輸送エリアのページに地域名を含め、事業紹介では契約形態ごとの名称を見出しにしました。地域についてのページは、地域名での検索と、地元の人からの信頼の両方に効きます。お知らせは投稿形式で、休業日や新車両の導入を事務担当が更新できる運用です。
よくあるご質問
小規模な運送会社でも、サイトを作る意味はありますか?
あります。荷主の担当者は取引前に必ず検索し、サイトがない、または車両やエリアが分からない会社は候補から外れがちです。6ページ程度の構成で、車両・エリア・会社概要・問い合わせが揃っていれば十分に機能します。
採用情報はどこまで書くべきですか?
仕事内容・勤務形態・必要な免許・給与の目安・休日を具体的に書き、実際の車両と拠点の写真を使います。ドライバーの求職者は「どの車両に乗るか」「どのエリアを走るか」を気にするため、トラック種別・輸送エリアのページとつなげると効果的です。
運送会社のコーポレートサイトの制作期間と費用の目安は?
6〜8ページで2〜3か月が目安です。費用は料金のコーポレートサイト制作、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 荷主が最初に確認する「車両・積載量・エリア」を独立したページにすると、問い合わせの質と速さが上がる
- 地域に根ざした会社は、地域とのつながりをコンテンツにすると採用と地元荷主の両方に効く
- ナビの項目名は業界用語ではなく、探す側の言葉にする