オフィスのインフラ構築から人材まで「会社づくり」を支援する企業のコーポレートサイトです。事業の幅が広い会社ほど、「結局、何を頼める会社か」が伝わりにくくなります。この事例では、「すべての働く人のために」という一つの軸で事業を束ね、事業内容・クライアントの声・会社紹介・採用情報の構成で、幅広いサービスを一貫した目的のもとに見せました。電話とフォームの問い合わせはヘッダーに常時表示しています。
制作の背景
オフィス移転・内装・通信インフラ・備品・人材紹介といった複数の事業を持つ会社は、事業ごとに競合が違い、サイト上で全部を並べると「何でも屋」に見えてしまいます。発注する総務・経営層が知りたいのは、個々のサービスより「オフィスをつくる、人を揃えるという一連の仕事を、一か所でまとめて頼めるか」です。事業の一覧ではなく、目的で束ねることが課題でした。
情報設計:目的で束ね、事業で分ける
グローバルナビは「事業内容/クライアントの声/当社について/採用情報/お知らせ」の5項目で、ヘッダー上部に電話番号(受付時間付き)と「お問い合わせ」ボタンを並べています。トップページは、ファーストビューのコピーで目的を示し、事業内容の一覧で「できること」を並べ、クライアントの声で裏付ける流れです。
- 事業内容:オフィス構築(移転・内装・通信・備品)と人材(紹介・派遣・育成)の2系統に整理し、各サービスを対象・内容・進め方の型で説明。「開設・移転のとき」「人を増やすとき」のように、場面からも探せる入口を添える
- クライアントの声:業種・規模・依頼の経緯・依頼した範囲・変化を同じ項目で掲載。複数事業をまとめて依頼した例を優先して載せ、ワンストップの価値を示す
- 当社について:「すべての働く人のために」という考え方、代表メッセージ、会社概要
- 採用情報:営業・施工管理・人材コーディネーターなど職種別の仕事内容
- お知らせ:新サービス・実績・休業日を投稿形式で
ファーストビューとデザイン
ファーストビューは、オフィスで働く人々の写真を角度の違う複数のカードとして配置し、「すべての働く人のために」のコピーと「会社づくりをインフラから人材まで」というサブコピーを重ねています。複数の写真を使ったのは、インフラ(場所)と人材(人)の両方を一画面で見せるためです。背景は空の青から都市の写真へつながるグラデーションで、明るく開放的な印象にしました。
ロゴの黒とボタンの青を基調に、全体は白地で、B2Bの信頼感と働く場の明るさを両立させています。
導線と問い合わせ設計
オフィス構築の相談は、移転や開設の期日が決まっていることが多く、電話で急ぎの相談が入ります。ヘッダーに電話番号と受付時間を明記し、フォームは用件(オフィス構築・人材・両方・採用・その他)を最初に選ぶ形式にしました。オフィス構築では希望時期・規模(人数・坪数)、人材では職種と人数を選択式で入力でき、初回の返信で担当者が具体的に動けます。クライアントの声の各ページには「同じように相談する」ボタンを置いています。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「オフィス移転 一括 依頼」「オフィス 開設 サポート」「人材紹介 中小企業」のように、事業ごとに違います。事業内容を2系統×サービスごとのページに分け、各ページの見出しにサービス名を含めることで、個別の検索に応えています。一方、トップページと当社についてでは「会社づくり」という独自の言葉で束ね、社名検索での印象を統一しました。クライアントの声は許諾が取れるたびに追加できる投稿形式にしています。
よくあるご質問
事業が多い場合、サイトを事業ごとに分けるべきですか?
「まとめて頼める」ことが強みなら、1つのサイトで目的によって束ねるほうが伝わります。事業ごとに広告を出す、ブランドを分けたいといった段階になったら、サービスサイトの分離を検討します。
クライアントの声は、社名を出せない場合でも掲載できますか?
できます。業種・規模・依頼の経緯・依頼した範囲・変化の5項目で書けば、社名がなくても判断材料になります。複数事業をまとめて依頼した例を優先すると、ワンストップの価値が伝わります。
この種類のコーポレートサイトの制作期間と費用の目安は?
事業ページの数によりますが、3〜4か月が目安です。費用は料金のコーポレートサイト制作、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 事業の幅が広い会社は、事業の一覧ではなく「目的」の一言で束ねると、何でも屋に見えなくなる
- 検索は事業ごとのページで受け、印象はトップページと会社紹介で統一する役割分担にする
- 期日のある相談が多い業態では、電話番号と受付時間をヘッダーに常時表示する