自社の採用サイトに求人を載せているのに Indeed に表示されない、Indeed と採用サイトのどちらに手間をかければよいか分からない――採用担当者からこうした相談が増えています。Indeed は2025年に求人の掲載方法と応募の仕組みを変えており、以前の解説のままでは判断を誤りやすくなっています。
Contents
Indeed の2025年の変更点(公式発表の要点) Indeed に求人を載せる2つの方法 自社採用サイトと Indeed の併用パターン Indeed と併用するときの採用サイトの作り方 Google しごと検索と JobPosting 構造化データ WordPress で JobPosting を入れる考え方 よくあるご質問 自社採用サイトの求人は、もう Indeed に載らないのですか? Indeed に直接投稿するなら、採用サイトはいりませんか? Indeed と Google しごと検索の両方に同じ求人を出してもよいですか? 構造化データを入れたのに、しごと検索に表示されません。何を確認すればよいですか? まとめ
2025年7月1日から Indeed では、応募を Indeed 上で完了する「Indeedエントリー」が標準化され、掲載する求人は「直接投稿」と「求人情報連携」の2つが標準になりました。自社採用サイトに求人を載せておくだけで Indeed に掲載されることは期待しにくいため、Indeed には直接投稿か連携で求人を出し、自社採用サイトは応募前に会社を確かめてもらう場所と、Google しごと検索の受け皿として役割を分けるのが現実的です。
この記事では、Indeed の公式発表の要点、Indeed に求人を載せる方法、自社採用サイトとの併用パターン、Google しごと検索に対応する JobPosting 構造化データの必須プロパティ、WordPress での入れ方の考え方を、Indeed と Google の公式情報(2026年10月に確認)をもとに解説します。
Indeed の2025年の変更点(公式発表の要点)
Indeed の変更の要点は、応募を Indeed 上で完了する形が標準になったことと、求人の集め方が直接投稿と求人情報連携に絞られ、クローリングで集めた求人の掲載が限定的になったことの2つです。
Indeed は2024年12月2日に「Indeedエントリー」の標準化を発表し、2025年7月1日に開始が正式に決まったことを反映してお知らせを更新しています(Indeed プレスルーム )。求職者向けのヘルプ(Indeed ヘルプセンター )とあわせると、内容は次のとおりです。
項目 Indeed の公式発表の内容 自社採用サイトへの影響
応募の方法 2025年7月1日以降、Indeed と Indeed PLUS 連携求人サイトに掲載される求人に「Indeedエントリー」を標準で導入。求職者は仕事の検索から応募、企業とのやりとりまでを Indeed 上で行える(一部の求人では面接などが Indeed 上で行われない場合がある) Indeed で見つけた人は、採用サイトのフォームではなく Indeed 上で応募する流れが中心になる
求人の掲載方法 「直接投稿」(企業が Indeed 上で求人を作成・投稿)と「求人情報連携」(連携している採用管理システム(ATS)などから掲載)の2種類が標準 採用サイトの求人を Indeed にも出すには、どちらかの方法を選ぶ
クローリングで集めた求人 掲載は限定的になる。掲載元の企業には、直接投稿か求人情報連携への切り替えを随時依頼している 採用サイトに載せているだけで Indeed に表示される状態は期待しにくい
外部サイトで応募する求人 Indeed 上で応募が完了せず、外部サイトで応募する求人の掲載は今後限定的になる 応募を自社サイトのフォームだけで受ける求人は、Indeed での露出が減る可能性がある
費用 Indeedエントリーは求職者・企業とも無料で利用できる 有料のスポンサー求人を使うかどうかは別に判断する
2025年より前に書かれた解説には、採用サイトに求人を載せれば Indeed が自動で読み取って掲載すると書かれているものがありますが、現在はこの前提で計画を立てないほうが安全です。自社の求人が Indeed に出ているかどうかは、Indeed で社名を検索して確かめられます。
Indeed に求人を載せる2つの方法
2026年10月時点で自社の求人を Indeed に載せる標準的な方法は、Indeed の管理画面で投稿する「直接投稿」と、採用管理システムから掲載する「求人情報連携」の2つで、求人の数と応募の管理の仕方で選びます。
方法 仕組み 向いている会社 注意点
直接投稿 Indeed の採用企業アカウントで求人票を作成する。無料掲載と有料のスポンサー求人を選べ、掲載前に審査がある 募集する求人が数件で、担当者が Indeed の管理画面を使える 採用サイトと Indeed の両方で求人を更新する二重管理になる
求人情報連携(ATS) 連携している ATS で作成した求人が Indeed に掲載される。Indeed PLUS では、ATS に1回投稿すると、最大15の連携求人サイトの中から適した場所に配信される 複数の職種・拠点で通年で募集し、応募者を一か所で管理したい ATS によっては利用料がかかる。Indeed と連携しているかは ATS ごとに確認する
Indeed の案内では、直接投稿の審査は最短1時間から最長72時間で、無料掲載は検索結果に表示されにくいことがあり、有料のスポンサー求人はクリック課金型でクリック単価は入札で決まるとされています(Indeed に求人情報を掲載する方法 )。Indeed PLUS の連携求人サイトが最大15になったことは、2026年2月16日のお知らせ(Indeed プレスルーム )で公表されています。料金や仕様は変わることがあるため、申し込みの前に Indeed の公式ページで最新の内容を確認してください。
Service
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自社採用サイトと Indeed の併用パターン
併用の形は、求人の数と応募をどこで受けるかによって3つのパターンに分けられ、どのパターンでも「職種名・給与・勤務地の表記を一致させること」と「募集の停止を両方で同時に行うこと」が前提になります。
パターン 向いているケース 求人と応募の流れ 採用サイトの役割
A. 直接投稿+採用サイトは確認先 年に数名〜十数名の採用で、職種が少ない Indeed に直接投稿 → Indeedエントリーで応募 → 担当者が連絡 社名で検索した人が、仕事・人・制度を確かめる場所
B. ATS 連携+採用サイト 複数の職種・拠点で通年で採用する ATS で求人を作成 → Indeed などに掲載 → 応募は ATS で一元管理 確かめる場所に加え、ATS の求人と募集要項の内容をそろえる
C. 採用サイト中心+しごと検索 社名や職種名での検索、紹介、説明会からの応募が多い 採用サイトの募集要項(JobPosting を記述)→ 採用サイトのフォーム。Indeed は期間を決めて直接投稿 応募の受付先そのもの
A や B のように応募を Indeed や ATS で受ける場合でも、採用サイトは必要です。Indeed の原稿は書式が決まっていて会社ごとの違いが伝わりにくく、Indeed で気になった会社を社名で検索して確かめる人も多いからです。求人媒体と採用サイトの役割の違いは採用サイトの必要性 で解説しています。1つの職種・拠点だけを集中して募集する場合は、採用サイトの代わりに採用LP を確認先にする方法もあります。
Indeed と併用するときの採用サイトの作り方
Indeed で応募する人も応募の前後に社名で検索して会社を確かめるため、採用サイトには Indeed の原稿に書ききれない情報を置き、原稿と条件の表記を一致させます。
社名+「採用」で検索したとき、採用サイトか採用ページが表示される
Indeed の原稿と採用サイトで、職種名・給与・勤務地・雇用形態の表記が同じになっている
採用サイトに、1日の流れ、社員インタビュー、数字で見る会社、制度など、原稿に書ききれない情報がある(載せる内容は採用サイトに必須のコンテンツ を参照)
募集を終えた求人を Indeed と採用サイトの両方で同時に止める担当者と手順が決まっている
Indeed 経由と採用サイト経由の応募に、同じ早さで連絡できる体制になっている
応募数を、Indeed は管理画面、採用サイトは GA4 のキーイベントで数え、面接では「どこで知り、何を見たか」を聞いて経路別に記録している
採用サイトの募集要項に、2024年4月から必要になった明示事項(従事すべき業務と就業場所の変更の範囲など)が載っている(厚生労働省 )
Google しごと検索と JobPosting 構造化データ
自社採用サイトの募集要項に求人情報の構造化データ(JobPosting)を記述すると、Google 検索の求人情報の表示(Google しごと検索)の対象になり、Google 検索セントラルのドキュメント(2026年9月8日更新)では日本も提供地域に含まれています。
必須プロパティは5つで、ほかに推奨プロパティがあります(Google 検索セントラル:求人情報の構造化データ )。主なものを、意味と書き方の注意とあわせてまとめます。
プロパティ 区分 意味 書き方の注意
title 必須 職種名 求人番号・住所・日付・給与・会社名を入れない(例:「配送ドライバー」)
description 必須 仕事の説明の全文 HTML で書き、業務内容・応募資格・勤務時間などを含める。title と同じ文にしない
datePosted 必須 掲載を始めた日 ISO 8601 形式(例:2026-10-24)
hiringOrganization 必須 採用する組織 拠点名ではなく会社名を書き、sameAs に会社の URL を入れる
jobLocation 必須 勤務地 住所をできるだけ詳しく書き、国(addressCountry)は必ず入れる。勤務地が複数なら並べて書く
baseSalary 推奨 給与 通貨、金額(または下限と上限)、単位(HOUR・DAY・WEEK・MONTH・YEAR)。雇用主が示す実際の給与を書く
employmentType 推奨 雇用形態 FULL_TIME・PART_TIME・CONTRACTOR・TEMPORARY・INTERN など。複数指定できる
validThrough 推奨 掲載の期限 期限がない、または分からない場合は省く。期限前に採用が決まったら掲載を取り下げる
identifier 推奨 社内の求人番号 採用する組織が付けた求人ごとの番号
directApply 推奨 サイト上で短い手順で直接応募できるか Google は使い方を開発中で、検索結果にすぐ影響が出ない場合があるとしている
jobLocationType・applicantLocationRequirements 推奨 完全在宅の求人と、応募できる地域 完全在宅の求人で使う
記述にあたっては、次のガイドラインを守ります。
1つの求人を1ページに載せ、そのページに記述する。求人の一覧ページには記述しない
構造化データの内容を、ページに表示されている求人の内容と一致させる
募集を終えた求人は、validThrough を過去の日付にする、ページを 404 か 410 にする、構造化データを削除する、のいずれかで期限切れを示す
ログインしなくても求人の詳細が読めて、応募の方法があり、応募者に費用を求めない
求人ページの追加や削除を早く伝えるには、Google は求人ページについてサイトマップより Indexing API を勧めている(サイト全体はサイトマップも併用)
正しく記述しても、表示されることが保証されるわけではありません(Google の構造化データに関する一般的なガイドライン )。
WordPress で JobPosting を入れる考え方
WordPress では、募集要項を「1求人1ページ」の投稿として管理し、入力欄の値から構造化データ(JSON-LD)を自動で出力して、募集を停止したら構造化データも外れる作りにすると、手作業の誤りと期限切れの掲載を防げます。
方法 内容 メリット 注意点
テーマで出力する 募集要項の入力欄(職種名・仕事内容・給与・勤務地・雇用形態・掲載期限)の値をテンプレートで JSON-LD にする 画面の表示と構造化データが同じ値から作られ、ずれにくい 制作時の作り込みが必要。項目を増やすときは改修する
プラグインを使う 求人の構造化データに対応したプラグインで出力する 導入が早い 更新が止まるリスク、ほかのプラグインとの重複出力、画面の表示との一致を確認する
ページごとに手で書く 求人ページに JSON-LD を貼り付ける 求人が1〜2件なら費用がかからない 条件を変えたときの直し忘れや、期限切れの放置が起きやすい
ATS の求人ページを使う ATS が用意する求人ページと構造化データを利用する 応募の管理と一体で運用できる 採用サイトとの見た目や URL の違い、ATS 側の対応状況を確認する
入れたあとは、次の順番で確認します。
リッチリザルト テストで記述を確かめ、表示をプレビューする
数ページを公開し、Search Console の URL 検査で robots.txt・noindex・ログインで巡回が止められていないかを確かめ、再クロールをリクエストする
クロールとインデックスには数日かかるため、時間をおいて確認する
Search Console のリッチリザルトのステータスレポートで、有効なアイテムが増え、エラーが増えていないかを見る
募集を停止したときに、ページの表示と構造化データの両方が外れているかを確かめる
当社の採用サイト制作 では、募集要項に求人の構造化データ(JobPosting)を実装し、募集要項・社員インタビューを WordPress の管理画面から更新でき、募集の停止・再開もその場で切り替えられるようにしています。Indeed などへの掲載は媒体側の規約に従い、連携方法をご案内します。
よくあるご質問
自社採用サイトの求人は、もう Indeed に載らないのですか?
Indeed の発表では、クローリングで集めた求人の掲載は限定的になり、掲載元の企業には直接投稿か求人情報連携への切り替えを依頼しているとされています。すべてが表示されなくなるとは書かれていませんが、確実に Indeed に載せたい場合は、直接投稿か ATS との連携で求人を出してください。
Indeed に直接投稿するなら、採用サイトはいりませんか?
Indeed だけでも応募は受けられますが、原稿は書式が決まっていて、1日の流れや社員の声、会社の制度などを十分に伝えにくくなります。Indeed で会社を知った人が社名で検索したときに確かめられる場所として、採用サイトか、コーポレートサイト内の採用ページを用意しておくと応募の後押しになります。
Indeed と Google しごと検索の両方に同じ求人を出してもよいですか?
出してかまいません。JobPosting は自社採用サイトの募集要項に記述し、Indeed には直接投稿か連携で掲載します。職種名・給与・勤務地の表記を両方で一致させ、募集を終えたら両方で同時に止めてください。
構造化データを入れたのに、しごと検索に表示されません。何を確認すればよいですか?
必須の5つのプロパティがそろっているか、一覧ページに記述していないか、期限切れになっていないかをリッチリザルト テストで確かめ、Search Console の URL 検査でページがインデックスに登録されているかを見ます。クロールには数日かかることがあり、正しく記述しても表示は保証されない点も前提にしてください。
まとめ
Indeed は2025年7月1日から Indeedエントリーを標準化し、求人の掲載は直接投稿と求人情報連携が標準になりました。自社採用サイトに求人を載せておくだけで Indeed に掲載されるとは考えず、求人の数と応募の管理の仕方に合わせて、直接投稿か ATS 連携を選びます。採用サイトは、Indeed で会社を知った人が確かめる場所として、原稿に書ききれない情報と、原稿と同じ条件の表記をそろえます。Google しごと検索には、募集要項のページに JobPosting の必須5プロパティを記述し、募集を終えたら期限切れを示します。
自社の採用サイトが検索でどう見えているかを確かめたい場合は、URL を入れるだけの無料簡易診断 で、表示速度、検索結果での title・説明文の見え方、robots.txt・noindex などの技術的な設定、フォームまでの導線を100点満点で確認できます。
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