WEBブランディング

ホームページの写真撮影と素材写真の使い方:外注の準備と著作権・肖像権

公開 更新 読了 約18分

ホームページを作る・直すときに、写真で手が止まる担当者は少なくありません。素材サイトの写真で済ませてよいのか、カメラマンに撮影を頼むべきか。頼むなら何を撮ってもらい、当日までに何を準備するのか。社員が写った写真や、素材サイトの画像をどこまで使ってよいのかも気になるところです。

ホームページの写真は、会社の実物を見せる場所(トップページのメインビジュアル、事業・設備・社員の紹介)はオリジナル撮影、説明を補う場所は素材写真と使い分け、撮影の前に「撮るカットの一覧」「撮影者との権利の取り決め」「写る人の同意」の3つを決めておくと失敗しにくくなります。

この記事では、素材写真とオリジナル撮影の比較、業種・場所別の撮影カット表、撮影当日までの準備、写真の著作権と肖像権の考え方(文化庁などの公式資料で確認した範囲)、素材サイトの利用規約で確認する点を、発注する側の立場でまとめます。

素材写真とオリジナル撮影の違い

素材写真は早く安く用意できる一方で他社と重なりやすく、オリジナル撮影は費用と準備がかかる代わりに「この会社の実物」を見せられるため、信頼を伝えたいページほど撮影が向いています。

項目素材写真(ストックフォト)オリジナル撮影
用意にかかる時間検索してすぐ使える撮影日の調整、撮影、写真の選定・補正の日程が必要
費用無料のものと有料のもの(1点ごとの購入・定額制など)がある撮影者への費用、移動・機材、補正の費用がかかる
独自性同じ写真がほかの会社のサイトや広告でも使われることがある自社だけの写真になる
伝えられること雰囲気や概念(「打ち合わせ」「安心」「チームワーク」など)実際の設備・製品・職場・働く人
人物の扱い写っているのはモデルで、社員や顧客ではない。社員・利用者として見せる使い方を規約で禁止している素材サイトもある写る社員や関係者の同意が必要
権利の扱い素材サイトの利用規約・ライセンスの範囲で使う撮影者との契約で、使える範囲と著作権の扱いを決める
向いている場所お知らせやコラム記事のアイキャッチ、形のない概念の説明、背景トップページのメインビジュアル、事業内容、設備・工場、社員紹介、採用、代表挨拶

ページ別の使い分けの目安

どちらを使うかは、ページごとに「訪れた人が実物を確かめたいかどうか」で決めます。

ページおすすめ理由
トップページのメインビジュアル撮影最初の画面で何の会社かを伝える場所。ほかの会社と同じ写真では印象に残らない
事業内容・製品・サービス撮影(製品は静物撮影でもよい)発注を検討する人が、実物と対応範囲を確かめる
設備・工場・倉庫・現場撮影規模や品質管理の様子は、写真そのものが根拠になる
社員紹介・採用ページ撮影求職者は実際に働く人と職場を見たい。素材写真の人物を社員として見せることはできない
代表挨拶・会社概要撮影代表者の写真と社屋の外観は、会社が実在することを伝える
お知らせ・ブログスマートフォンの写真でもよい更新の頻度を優先する。明るさと水平に気をつける
コラム記事・概念の説明素材写真または図解形のないテーマは、素材写真や図解のほうが伝わりやすい

トップページの最初の画面に何を載せるかは、コーポレートサイトのファーストビューの作り方で詳しく解説しています。

当社が制作した鍛造メーカーのコーポレートサイトでは、暗い工場の中で赤熱した素材が光る写真を最初の画面の全面に使いました。製造業のサイトは現場写真の有無で説得力が大きく変わるため、構成を決める段階で撮影日を押さえ、工程ごとに必要なカットを一覧にしてから撮影に臨んでいます。撮影が難しい場合は、設備や製品の静物写真と図版で代える構成にします(社名は掲載許諾の方針により非公開です)。

撮影カット表:工場・倉庫・介護現場・オフィス・社員

撮影は「どのページのどこに使う写真か」を先に決め、場所ごとに必要なカットを一覧にしておくと、撮り漏れと使わないカットの両方が減ります。

場所必ず押さえたいカットあると使いやすいカット写さない・注意するもの
工場・製造現場建物の外観、工場内の全景、主要な設備ごとのカット、加工中の手元、検査・品質管理の様子、完成品工程の順に並べられるカット(製品ができるまで)、作業者の表情、整理された通路取引先の図面・製品名・ロゴ、公開していない設備や工程、安全装備を着けていない作業
倉庫・物流倉庫の外観と内部の全景、保管の棚、荷役やピッキング、車両(車種が分かる角度)、拠点の外観出発前の点検、配車の事務所、ドライバーの表情荷主の社名が見える荷物や伝票、車両のナンバー
介護・医療の現場建物の外観、居室・浴室・食堂などの設備、職員の業務風景(記録、申し送り、送迎車)職員どうしの打ち合わせ、研修の様子、行事(同意を得た範囲で)同意のない利用者の顔、名札・記録・掲示物に書かれた個人情報
オフィス受付と執務スペースの全景、打ち合わせ、パソコン作業の手元、会議室研修や朝礼など社内の制度が分かる場面、休憩スペース画面に映った顧客情報、ホワイトボードの内容、机の上の書類
社員(人物)代表者のポートレート、社員の業務中の姿、インタビューに使うポートレート部署ごとの集合写真、社員どうしが話している場面同意を得ていない人物

カット表には、場所と被写体に加えて次の点も書き込んでおきます。

  • 使うページと位置:トップの最初の画面、事業内容の見出しの下、採用のインタビューなど
  • 縦位置か横位置か:パソコンでは横長、スマートフォンでは縦長に切り取られることがあるため、主要なカットは両方で撮る
  • 文字を重ねるか:キャッチコピーを重ねる写真は、片側に余白を残した構図にする
  • 人数と組み合わせ:採用ページは、求職者が自分と同じ職種・近い年代の人を探すため、職種と年代に偏りがないように選ぶ

当社が制作した医療福祉の採用サイトでは、スタッフの写真を職種ごとに2〜3人、合計10人前後を目安にし、撮影は実際の事業所で行い、利用者が写る場合は同意を得ています。運送会社のサイトでは、ドライバーの求職者が「どの車両に乗るか」「どのエリアを走るか」を気にするため、実際の車両と拠点の写真を使っています。

Service

WEBブランディングのご相談はフェニックスデザインへ

ナレッジベースを運営するフェニックスデザインが、今のサイトの数字を見るところから対応します。URLを入れるだけの無料簡易診断から。

撮影当日までの準備と当日の流れ

撮影の出来は当日より前の準備で決まり、社内では「場所の許可」「写る人と服装」「片付けと、写してはいけない物の撤去」の3つを、担当者を決めて進めます。

撮影前の準備チェックリスト

  • 撮影の目的と、写真を使う媒体(自社サイト、採用サイト、求人媒体、SNS、印刷物など)を決めた
  • 撮影カット表を作り、撮影者と共有した
  • 撮影日と予備日を決め、工場の稼働や現場の忙しい時間帯と重ならないようにした(屋外は雨の場合の扱いも決めた)
  • 撮影場所の許可を取った(立ち入りを制限している区域、取引先の現場、ビルの共用部など)
  • 写る社員を決め、本人の同意を得た
  • 服装(制服・作業着・安全装備)と身だしなみの案内を出した
  • 清掃と整理整頓をし、掲示物・書類・パソコンの画面を片付けた
  • 当日の立ち会い担当者を決めた(場所を案内し、写してよいかをその場で判断する人)
  • 納品の形式(点数、ファイル形式、補正の範囲、納品日)を撮影者と決めた
  • 撮影者との契約で、使える範囲と著作権の扱いを決めた

当日の流れの例

例:工場と社員を1日で撮影する場合の順番です。

  1. 打ち合わせ:カット表を見ながら、撮る順番と立ち入れる範囲を確認する
  2. 外観と全景:光の条件がよい時間に、建物と敷地の全体を撮る
  3. 設備と作業:工程の順に、作業を止めずに撮れるカットから撮る
  4. 人物:代表者とインタビュー対象者のポートレート。表情が硬いときは会話をしながら撮る
  5. 集合写真と追加のカット:カット表と照らして撮り漏れを確認する
  6. その場での確認:主要なカットを画面で見て、写してはいけない物が写っていないかを立ち会い担当者が確かめる

撮影後に確認すること

  • 写真の選定は、カット表と照らして使うページごとに行う
  • 顧客名・車両のナンバー・個人情報などの写り込みを最終確認し、必要ならぼかしやトリミングをする
  • 元のデータは解像度を落とさずに社内で保管し、サイトに載せるときに表示サイズに合わせて縮小・圧縮する(WebPなどの形式に変換すると、表示速度への影響を抑えられる)
  • サイトに載せる写真には、内容を説明する代替テキストを付ける。書き方はalt属性の書き方と確認方法で解説しています
  • 撮影日・撮影者・写っている人・同意の範囲を一覧にして保管する(退職や問い合わせのときにすぐ確認できるように)

写真の著作権:撮影を外注するときに決めること

写真は著作物で、撮影を外注した場合の著作者は原則として撮影した側になるため、サイト以外にも使いたい範囲と著作権の扱いを、撮影の前に契約で決めておく必要があります。

文化庁の著作権テキスト(令和7年度版)では、著作物の例として肖像写真・風景写真・記録写真などの「写真の著作物」が挙げられ、著作権は登録などの手続きをしなくても、作られた時点で自動的に発生すると説明されています。また、著作物の創作をほかの会社に委託した場合は、実際に創作した受注者側が著作者になり、発注者が利用するには事前の契約が必要とされています。社員が業務として撮った写真は、一定の要件を満たすと会社が著作者になる場合がありますが、外部のカメラマンに依頼した写真は、契約で決めない限り著作権が発注者に移るわけではありません。

同じく文化庁の誰でもできる著作権契約マニュアルでは、著作権をすべて譲り受ける場合は「著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含む」と明記しないと、二次的著作物に関する権利は譲渡の対象ではないと推定されること、著作者人格権は譲渡できないため「行使しない」旨を定める例があることが説明されています。譲渡を受けずに、使い方を決めて利用を認めてもらう「利用許諾」という方法もあります。

契約で確認する項目確認する内容決め方の例
著作権の扱い譲渡(買い取り)か、利用許諾か例:自社の広報・営業・採用に使う範囲で利用を許諾してもらう、または第27条・第28条の権利を含めて譲り受ける
使える媒体自社サイト、SNS、求人媒体、広告、会社案内などの印刷物例:「自社のWebサイト、SNS、求人媒体、展示会の資料」と使う媒体を列挙する
期間使える期間と、終わった後の扱い例:期間の定めなし、または契約期間と更新の条件を書く
加工の範囲トリミング、色の補正、文字の重ね、合成例:トリミングと文字の重ねは可、合成は事前に相談
著作者人格権撮影者名の表示(クレジット)、改変への同意例:クレジットは表示しない、通常の加工について人格権を行使しない
納品物点数、形式、解像度、補正済みか、選ばなかったデータも受け取るか例:補正済みのデータを○点、長辺○ピクセル以上で納品
撮影者側の利用撮影者の実績紹介への掲載、第三者への提供例:実績への掲載は事前承諾、素材として販売・提供しない
写る人の同意同意の取得をどちらが行うか例:社員の同意書は発注者が取得する

制作会社を通して撮影を手配する場合も、確認する点は同じです。当社の役務提供に関するポリシーでは、成果物の著作権はお客様に帰属し、当社または当社の協力会社が制作した写真・イラストなどの素材の著作権は、別途協議して決めることにしています。契約書全体で確認する条項はホームページ制作の契約で確認することにまとめています。個別の契約の内容は、弁護士などの専門家に確認してください。

なお、検索結果やほかの会社のサイトに載っている写真は、自由に使ってよい素材ではありません。参考にした写真と構図や表現がほとんど同じになる撮影も避けます。

肖像権とプライバシー:写る人の同意の取り方

社員や利用者など、顔が分かる人が写った写真を載せる場合は、掲載する媒体・期間・退職後の扱いを示したうえで、本人から書面で同意を得ておくのが基本です。

肖像権は、主に裁判例を通じて考え方が示されてきた権利です。最高裁判所の平成17年11月10日の判決は、人はみだりに自分の容ぼうや姿態を撮影されないことについて法律上保護される人格的利益を持つとし、承諾のない撮影が違法かどうかは、撮影された人の社会的地位や活動内容、撮影の場所・目的・態様・必要性などを総合的に考え、社会生活上がまんすべき限度を超えるかどうかで判断するとしています。

また、個人情報保護委員会のQ&Aでは、本人を判別できる写真は一般に個人情報にあたるとしたうえで、会社の行事の写真を社内に展示する例について、プライバシーの権利や肖像権の侵害にあたる場合もあるため、不特定多数への提供の際には本人の同意を得るなどの取り組みが望ましいとしています。ホームページは不特定多数が見る場所なので、同意を得てから載せるのが安全です。判断に迷う場合は、弁護士などの専門家に相談してください。

写る人対応の例
社員掲載する媒体・期間・退職後の扱いを示した同意書を取る。氏名や所属を出すかも本人に確認する
退職した社員同意書の取り決めに従う。取り決めがない場合に備え、差し替え用のカットを用意しておく
顧客・利用者とその家族本人(必要に応じて家族)の同意を書面で得る。顔が分からない構図も検討する
子ども保護者の同意を書面で得る。氏名や学校名が分かる情報は出さない。SNSへの転載の範囲も同意に含める
来客・通行人顔が分かる形で写さない。写った場合はぼかし・トリミングをするか、別のカットを使う
取引先の社員・現場先方の会社の許可を取る。社名・ロゴ・製品が写る場合も確認する

当社が制作した事例でも、写真の許可が取れない場合の代わりの方法を決めています。子ども向けスクールのサイトでは、保護者の同意が取れない場合は後ろ姿やボール・足元のカットで構成しました。設備工事会社の施工実例では、施設の写真を載せる許可が取れない場合、設備の部分だけか施工中の作業風景に限っています。取引先の社名を出せない包装資材メーカーの提案事例では、製品だけ、またはロゴの部分を外した構図で撮影しています。

社員の同意書に入れる項目

  • 撮影の目的と、掲載する媒体(自社サイト、採用サイト、SNS、求人媒体、印刷物など)
  • 写真と一緒に出す情報(氏名、所属、入社年など)
  • 掲載の期間と、退職後の扱い(削除する、一定期間は掲載を続ける、など)
  • 同意を取り消したいときの連絡先と、差し替えまでの目安
  • 同意した日付と署名

素材写真を使うときに利用規約で確認する点

素材写真は「無料」「商用利用可」と書かれていても著作権が放棄されているわけではないため、使う前に利用規約で、使い方の制限・人物写真の扱い・クレジット表記・加工の範囲を確かめます。

確認する項目確認する内容
商用利用法人のサイトや広告で使えるか。有料素材はライセンスの種類と範囲
人物写真の使い方社員・利用者・体験談の人物として見せてよいか。病気・美容・金融など注意が必要な題材で使えるか
クレジット表記表記が必要か。必要ならどこにどう書くか
加工トリミング、色の変更、文字の重ね、合成ができるか
ロゴ・商標ロゴや商標の一部として使えるか
部数・回数の上限印刷物の部数などに上限があるか
再配布・商品化テンプレートやグッズとして配る・売る使い方ができるか
写り込み素材の中に写っている他社のロゴや建物の扱い
記録ダウンロードした日、素材の番号、その時点の規約を記録しておく

公式の規約で確認した例(2026年10月24日時点)

規約は変わることがあるため、使う時点の内容を各サイトで確認してください。

素材サイト区分確認できた主な決まり
ぱくたそ無料法人のWebサイトやSNSでの利用は、商用利用として規約の範囲で可能。クレジット表記は二次配布や本の装丁以外では基本的に不要。パブリックドメインや著作権フリーの素材ではない。モデルの写真を社員紹介・成功体験・購入者の声などのなりすましに使うことはできない。写り込んだ企業のロゴなどはぼかし・トリミングを推奨(利用規約)
PIXTA有料会社や商用のWebサイトのイメージとして利用できる。被写体の人物を特定の人物や、商品・サービスの実際の利用者であるかのように偽って表示する使い方はできない(よくある質問)。商標・意匠など権利が発生するものへの使用や再配布は禁止。注意を要する題材での使用にも制限がある(利用制限・禁止事項)
Adobe Stock有料標準ライセンスでは印刷物に合計50万部までの上限があり、Webサイト・SNSだけで表示する場合は対象外。素材を使った商標やロゴの登録はできない。「エディトリアル使用のみ」の素材は広告などの商用目的に使えない(製品固有利用条件)

イラスト・アイコン、AIで作った画像の場合

イラストやアイコンの素材も、商用利用・クレジット表記・加工・ロゴへの使用の可否を、写真と同じように利用規約で確認します。

生成AIで作った画像については、文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」の概要で、AIで生成した画像を公表・利用する場合も通常の著作権侵害と同じ基準で判断され、既存の著作物との類似性と依拠性が認められれば侵害になると整理されています。ほかの会社の写真や作品に似た画像を作らないこと、使う生成AIサービスの利用規約で商用利用の条件を確かめることが必要です。また、AIで作った工場や社員の画像を実物のように見せると、閲覧者に事実と違う印象を与えるため、会社の実物を紹介するページには使わないほうが安全です。

当社に写真を含めて依頼する場合

当社のコーポレートサイト制作では、写真・イラスト・図解のディレクションを制作の範囲に含め、撮影そのものは別途お見積りで手配します。

  • 写真は、今ある素材を活用する方法と、撮影を手配する方法(別途お見積り)のどちらにも対応します
  • 見積もりの金額が変わる要因の一つが「原稿・写真・図解の用意」です。今ある写真を使うか、撮影するかで金額が変わります
  • 制作の工程では、デザインの段階で写真・イラスト・原稿をそろえます。貴社には、写真やロゴなどの素材のご提供をお願いしています
  • 工場の撮影などを含む場合は、構成を決める段階で撮影日の調整を始めます
  • 当社または協力会社が制作した写真などの素材の著作権の扱いは、別途協議して決めます

工程ごとにお願いすることと期間の目安は、制作の流れに掲載しています。

よくあるご質問

スマートフォンで撮った写真でもホームページに使えますか?

お知らせやブログなど、更新の頻度を優先するページなら十分に使えます。明るい場所で水平を保ち、背景を片付けて撮るだけでも見やすくなります。トップページのメインビジュアルや設備の紹介など会社の印象を決める写真は、撮影者に依頼したほうが仕上がりの差が出やすくなります。

撮影した写真を、会社案内や求人媒体、SNSにも使えますか?

撮影者との契約で決めた利用の範囲によります。使う媒体を契約に書いていない場合は、使うたびに改めて了解が必要になることがあります。撮影の前に、使う予定の媒体をすべて書き出して契約に入れておきます。

社員が退職したら、写真は削除しなければいけませんか?

同意書で退職後の扱いを決めておけば、それに従って判断できます。取り決めがない場合でも、本人から申し出があったときにすぐ差し替えられるよう、代わりのカットを用意しておくと安心です。

無料素材サイトの写真にはクレジット表記が必要ですか?

サイトによって違います。たとえばぱくたそは、二次配布や本の装丁以外では基本的に不要としています。表記を求めるサイトもあるため、利用規約で要否と書き方を確認してから使います。

まとめ

ホームページの写真は、使う場所を決めてから用意すると、費用と手間をかけるべきところがはっきりします。

  • 会社の実物を見せるページ(トップ、事業、設備、社員、代表)は撮影、概念の説明は素材写真や図解と使い分ける
  • 撮影は、使うページ・縦横・文字の重ね方まで書いたカット表を先に作り、場所の許可・服装・片付けを社内で分担する
  • 外注した写真の著作者は撮影者側になるため、使う媒体・加工・著作権の扱いを撮影前に契約で決める
  • 顔が分かる人を載せるときは、媒体・期間・退職後の扱いを示して書面で同意を得る
  • 素材写真は、人物の使い方・クレジット・加工・ロゴへの使用を利用規約で確認し、記録を残す

当社のコーポレートサイト制作では、ページ構成とあわせて必要な写真を整理し、撮影の手配(別途お見積り)から写真・図解のディレクションまで対応します。

関連記事:ホームページの原稿の書き方と準備/ホームページの代表挨拶の書き方/採用サイトの社員インタビューの質問例

フェニックスデザイン株式会社WEB制作会社が運営するナレッジベース編集部

コーポレートサイト・採用サイト・サービスサイトの制作と、公開後の運用保守・集客改善の現場で得た知見をもとに、発注する側の視点で記事を制作・更新しています。運営会社の所在地・事業内容は会社案内、制作の考え方はブランディング×マーケティング論をご覧ください。

この記事は 2022年12月9日 に公開し、2026年10月26日 に内容を確認・更新しました。