ジェネリック医薬品を扱う医薬品卸売会社のコーポレートサイトです。医薬品卸の取引先は調剤薬局や医療機関で、問い合わせ前に確認するのは「どのメーカーの製品を扱っているか」「発注から納品までどのくらいかかるか」「安定供給の体制はあるか」です。この事例では、取扱メーカー・営業案内・ご発注から納品までの流れを中心に据え、バイオシミラーの解説ページで専門性を示す構成にしました。
制作の背景
ジェネリック医薬品の分野では、供給の安定性と情報の正確さが取引の前提になります。薬局や医療機関の仕入れ担当者は、価格だけでなく「欠品時の対応」「配送頻度」「取り扱い品目の広さ」で卸を選びます。また、バイオシミラー(バイオ後続品)のように、医療従事者でも理解に時間がかかる製品分野では、分かりやすい解説を提供すること自体が信頼につながります。
情報設計:取引の流れを先に見せる
グローバルナビは「当社を知る/バイオシミラーとは/営業案内/取扱メーカー/ご発注から納品までの流れ/採用情報」とし、ヘッダーに電話番号(受付時間付き)と「お問い合わせ」ボタンを常時表示しています。各項目にアイコンを添え、文字だけより短時間で項目を識別できるようにしました。
- ご発注から納品までの流れ:受注・在庫確認・出荷・配送・納品を順に示し、締め時間と配送エリアを明記。初めて取引する薬局が最も知りたい情報を1ページに集約
- 取扱メーカー:メーカーをロゴと名称で一覧し、品目の範囲を把握できるようにする
- 営業案内:対象となる取引先(調剤薬局・病院・診療所)ごとに、提供できるサービスと担当体制を記載
- バイオシミラーとは:製品分野の基礎知識を図解で解説し、専門性と「分かりやすく伝える姿勢」の両方を示す
ファーストビューとデザイン
ファーストビューは、青空と雲の写真に「ジェネリック薬品を安心、安全に」というコピーを半透明の白い帯に載せています。医薬品を扱う会社として清潔感と誠実さを最優先し、写真は人物や製品ではなく「空」を選びました。緑を基調としたアクセントカラーは、安全・安心の連想とともに、ジェネリック医薬品の普及に取り組む姿勢を表しています。
ファーストビュー直下には最新のお知らせを1行で表示し、年末年始の休業や配送スケジュールなど、取引先にとって実務的に重要な情報が目に入るようにしています。
導線と問い合わせ設計
医薬品卸では、新規取引の相談は電話で始まることが多い一方、採用やメーカーからの問い合わせはフォームが適しています。ヘッダーに電話番号と受付時間、フォームへのボタンを並べ、閲覧者が自分に合う手段を選べるようにしました。フォームは用件(新規取引・既存取引・メーカー・採用・その他)を最初に選ぶ形式にし、担当部署へ直接届くようにしています。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「医薬品卸 ジェネリック」「ジェネリック 卸 ○○県」「バイオシミラー 解説」のように、業態・地域・製品分野の組み合わせです。営業案内と流れのページで業態と地域を、バイオシミラーの解説ページで製品分野の検索を受け止めます。解説ページは医療従事者だけでなく一般の方も読むため、専門用語には短い説明を添え、医療広告のルールに配慮して効能効果の表現は避けています。お知らせは投稿形式で担当者が更新できるようにし、休業日・配送日程の告知を迅速に行える運用にしました。
よくあるご質問
医薬品のサイトで気をつける表現はありますか?
あります。医薬品医療機器等法(薬機法)と医療広告ガイドラインに沿い、個別製品の効能効果や優位性を一般向けに表現することは避けます。卸売会社のサイトでは、取り扱い体制・供給・サービスの説明を中心にし、製品分野の解説は中立的な基礎知識にとどめるのが安全です。
取扱メーカーのロゴを掲載してもよいですか?
各メーカーの許諾が必要です。許諾が取れないメーカーは名称のみのテキスト表記にし、ロゴ掲載分と混在しないよう一覧の形式を揃えます。
卸売会社のコーポレートサイトの制作期間と費用の目安は?
10ページ前後で2.5〜4か月が目安です。費用は料金のコーポレートサイト制作、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 卸売業のサイトは「何を扱っているか」より先に「どう取引が進むか」を見せると、新規取引の不安が減る
- 専門性の高い分野では、基礎知識の解説ページが信頼の入口になる
- 電話が主な連絡手段の業界でも、フォームの用件分けを用意すると、電話に向かない問い合わせを受け止められる