施設の設備工事・エンジニアリングを手がける企業のコーポレートサイトです。設備工事は完成しても外からは見えにくく、「何をしている会社か」が伝わりにくい業態です。この事例では、事業紹介・施工実例・ブログ&ニュースを軸に、更新を重ねるほど信頼が積み上がる構成とし、ファーストビューには地球を見下ろすビジュアルを使って「進化し続ける会社」という姿勢を印象づけました。
制作の背景
設備工事の発注者は、施設のオーナーや管理会社、建設会社の調達担当者です。価格だけでなく、「似た施設の施工経験があるか」「トラブル時に対応してくれるか」「どんな人が来るのか」を気にします。会社の規模や沿革だけを載せたサイトでは、こうした不安に応えられません。施工実例と日々の発信で、仕事の中身と人柄を見せることが必要でした。
情報設計:実例と発信で信頼を積む
グローバルナビは「ホーム/事業紹介/採用情報/施工実例/ブログ&ニュース/会社案内」とし、右端に「お問い合わせ」ボタンを固定しています。事業紹介で「できること」を、施工実例で「やったこと」を、ブログ&ニュースで「いま取り組んでいること」を示す3層構造です。
- 事業紹介:施設に必要な設備を分野別(電気・空調・給排水・防災など)に整理し、設計から施工・保守までの対応範囲を記載
- 施工実例:施設の種類・工事の種類で絞り込める一覧。1件ごとに課題・工事内容・工期・写真を同じ型で掲載
- ブログ&ニュース:現場の様子、安全への取り組み、資格取得、季節のメンテナンス情報などを発信。更新頻度を保つため1本500字程度でも公開できる形式にする
- 会社案内(COMPANY):トップページにも抜粋を置き、「施設に必要なすべての設備をプロが高い品質で提供する」という一文で事業を要約
ファーストビューとデザイン
ファーストビューは、宇宙から見た地球と夜明けの光のビジュアルに、「より良い未来のため、時代と共に、私たちは進化する。」というコピーと「WE EVOLVE」の英字を重ねています。設備工事の現場写真は似たものになりがちで、他社との違いが出にくいため、あえて事業そのものではなく「姿勢」を表すビジュアルを選びました。ブルーを基調とした配色は、電気・空調という事業領域と、信頼感の両方に合っています。
ファーストビューの直下には、斜めに切り取った都市の写真と「COMPANY」の見出しを置き、抽象的なビジュアルから具体的な会社紹介へ自然に移る流れを作っています。
導線と問い合わせ設計
設備工事の問い合わせは「見積もり依頼」「既存設備の相談・点検」「協力会社としての取引」「採用」に分かれます。フォームで用件を選べるようにし、施設の種類と所在地を入力項目に加えることで、初回の返信で担当者を決められるようにしました。施工実例の各ページ末尾には「同じ施設種類で相談する」ボタンを置き、実例から問い合わせへの導線を短くしています。
SEO・運用の考え方
検索キーワードは「設備工事 ○○市」「空調設備 施工 工場」「電気設備 更新 商業施設」のように、工事の種類・施設の種類・地域の組み合わせです。事業紹介は工事の種類ごとにページを分け、施工実例は施設の種類で分類することで、両方の軸の検索に応えています。ブログは「施設の設備メンテナンス 時期」「空調 更新 目安」といった、発注前に調べられるテーマを中心に、継続的に公開する運用にしました。
よくあるご質問
ブログを続ける自信がありません。それでも必要ですか?
無理に始める必要はありませんが、設備工事のように成果物が見えにくい業態では、更新が信頼の根拠になります。当社では1本500字・写真1枚で公開できる型を用意し、現場担当者がスマートフォンから投稿できる運用設計までを制作範囲に含めています。それでも難しい場合は、施工実例の追加だけに絞る方法もあります。
施工実例に写真を載せる許可が取れない場合は?
施設名を伏せ、施設の種類・工事の種類・課題・工事内容の4点で書けば掲載できます。写真は設備部分のみ、または施工中の作業風景に限定します。許可が取れた案件から施設名を追記していく運用が現実的です。
設備工事会社のコーポレートサイトの制作期間と費用の目安は?
10ページ前後で2.5〜4か月、施工実例とブログの投稿機能を含む構成が標準です。費用は料金、進め方は制作の流れをご覧ください。
この事例から学べること
- 成果物が見えにくい業態は、施工実例と日々の発信の2つで「仕事の中身」を可視化する
- 現場写真で差がつかないなら、ファーストビューは事業ではなく姿勢を表すビジュアルでもよい
- ブログは長文より継続。短くても公開できる型を作り、更新が止まらない設計にする