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GA4でChatGPT・AI検索からの流入を確認する方法:AIアシスタントの見方

公開 読了 約14分

「ChatGPTで当社を知ったという問い合わせがあったが、GA4のどこを見れば分かるのか」「AI検索からの訪問が増えているのかを、社内で数字で報告したい」。AI経由の流入をどう測るかは、GA4を使っている企業の担当者からよく受ける質問です。GA4には2026年5月にAI専用のチャネルが加わり、以前より確認しやすくなりました。

結論から言うと、GA4では「AI アシスタント」チャネルでChatGPT・Gemini・ClaudeなどのAIからの訪問を確認でき、GoogleのAIによる概要・AIモードからのクリックは「オーガニック検索」に含まれます。AIからの流入は、GA4のチャネルと参照元、Search Consoleの生成 AI パフォーマンス レポートを組み合わせて見るのが基本です。

この記事では、AI アシスタント チャネルの定義、標準レポートと探索レポートでの確認手順、utm_source=chatgpt.comの扱い、AIによる概要・AIモードからの流入の見方、月次で見る指標とレポートの例、数字を見るときの注意点を、2026年10月時点の公式ヘルプにもとづいて解説します。

GA4の「AI アシスタント」チャネルとは

「AI アシスタント」は、ChatGPT・Gemini・Claude・CopilotなどのAIアシスタントのリンクから来た訪問をまとめるデフォルト チャネル グループの1つで、2026年5月13日に追加が発表されました。

Googleのアナリティクスの新機能によると、リンク元(リファラー)が認識済みのAIアシスタントに一致すると、メディアに「ai-assistant」、キャンペーンに「(ai-assistant)」が自動で設定され、チャネルが「AI アシスタント」になります。デフォルト チャネル グループのヘルプには、ChatGPT・Gemini・Deepseek・Copilot・Grokなどからの訪問が対象で、GoogleのAIによる概要とAIモードは除外され「オーガニック検索」に含まれると書かれています。対象となるサービスの完全な一覧は、ヘルプには載っていません。訪問の元ごとに、GA4でどこに入るかを整理します。

訪問の元GA4で入るチャネル確認のポイント
ChatGPTの回答内のリンクAI アシスタント参照元は chatgpt.com。リンクに utm_source=chatgpt.com が付く
Gemini・Claude・Copilot・DeepSeek・GrokAI アシスタントGoogleのヘルプや発表で例に挙がっているサービス
Perplexityなど、上記以外のAI一覧に一致すればAI アシスタント、一致しなければ「参照」など参照元の値で個別に確認する
GoogleのAIによる概要・AIモードオーガニック検索通常の検索と区別できない。Search Consoleで補う
アプリなどからリンク元の情報なしで開かれた訪問直接(Direct)になることがあるAIから来ていてもAI アシスタントには入らない
参照元はあるが、どのルールにも当てはまらない訪問未割り当て(Unassigned)参照元とメディアの値を確認する

当社も自社サイトのGA4で、AI アシスタント経由のセッションを確認しています。件数が少ないうちは、チャネルの合計だけでなく、どの参照元からどのページに来たかまで見るほうが、次に直すページを決めやすくなります。

標準レポートでAIからの流入を確認する手順

まずは「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」で、「AI アシスタント」の行と、その参照元の内訳、問い合わせ(キーイベント)を確認します。

  1. 左メニューの「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開く
  2. 右上で期間を「先月」などに設定し、必要に応じて前の期間との比較を設定する
  3. 表の項目が「セッションのデフォルト チャネル グループ」になっていることを確認し、「AI アシスタント」の行のセッション数・エンゲージメント率・キーイベントを見る
  4. 表の項目を「セッションの参照元 / メディア」に切り替え、表の上の検索欄に「ai-assistant」と入力して、AIごとの内訳(例:chatgpt.com / ai-assistant)を見る
  5. 「エンゲージメント」→「ランディング ページ」を開き、フィルタで「セッションのデフォルト チャネル グループ」を「AI アシスタント」に絞って、どのページに着地したかを見る

キーイベント(問い合わせ完了など)を設定していないと、AI経由の訪問が成果につながったかは分かりません。キーイベントや内部トラフィックの除外の設定方法は、Googleアナリティクス(GA4)の見方と初期設定で解説しています。

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utm_source=chatgpt.comの扱い

ChatGPTは回答内のリンクに「utm_source=chatgpt.com」を自動で付けるため、GA4では参照元が「chatgpt.com」として記録されます。

OpenAIのパブリッシャー向けのよくある質問では、このパラメータを使って、ChatGPTから来た訪問をGoogleアナリティクスなどで確認できると説明されています。GA4で見るときと、サイトを管理するときの注意点は次のとおりです。

  • 「ランディング ページ + クエリ文字列」の項目を使うと、着地したURLに付いたパラメータまで確認できる
  • サイトの転送設定(httpからhttpsへの転送など)でパラメータが消えると、参照元の情報が失われることがある。Googleのヘルプも、リダイレクトでUTMパラメータが削除される場合があると説明している
  • パラメータ付きのURLが検索で別のページとして扱われないよう、各ページに正規URL(canonical)を指定しておく
  • 担当者がChatGPTのリンクを試しにクリックした訪問も記録されるため、内部トラフィックの除外を設定しておく
  • ChatGPTの検索に表示されるには、検索用のクローラー(OAI-SearchBot)を拒否していないことが前提になる

AIのクローラーの許可・拒否の考え方は、AIクローラーをrobots.txtで許可すべきかで解説しています。

探索レポートでAI経由の訪問を抽出する手順

AIごと・ページごとに詳しく見たい場合は、「探索」の自由形式のレポートで参照元を正規表現で絞り込むと、AI アシスタントに分類されなかった訪問も含めて一覧にできます。

  1. 左メニューの「探索」を開き、「空白」を選ぶ
  2. 「ディメンション」に「セッションの参照元」「セッションのデフォルト チャネル グループ」「ランディング ページ + クエリ文字列」を追加する
  3. 「指標」に「セッション」「エンゲージメント率」「キーイベント」を追加する
  4. 「行」に「セッションの参照元」と「ランディング ページ + クエリ文字列」を、「値」に3つの指標を入れる
  5. 「フィルタ」で「セッションの参照元」を選び、「正規表現に一致」に次の式を入れる:.*(chatgpt|openai|perplexity|gemini|claude|copilot|deepseek|grok).*
  6. 期間を指定し、レポートに名前を付けて保存する(翌月からは期間を変えるだけで同じ表を見られる)

Googleアナリティクスの正規表現は、初期設定では値の全体に一致するかで判定し、大文字と小文字を区別します(アナリティクス ヘルプ:正規表現について)。上の式は前後に「.*」を付けて、値の一部に含まれていれば一致するようにしています。表の「セッションのデフォルト チャネル グループ」の列を見ると、AI アシスタントに分類された訪問と、参照・未割り当てなどに入った訪問を見分けられます。AIのサービスは増えるため、参照元の一覧を半年に1回程度見直して、式に足します。

期間をまたいで比べたい場合はカスタム チャネル グループを使う

デフォルト チャネル グループの定義はGoogleが管理しており、編集できません。自社で決めたルールでAI経由の訪問を数えたい場合は、「管理」→「データの表示」→「チャネル グループ」でカスタム チャネル グループを作ります。Googleのカスタム チャネル グループのヘルプには、参照元を正規表現で指定して「AI アシスタント」チャネルを作る例が載っており、新しいチャネルを「参照」より上に並べるよう案内されています。カスタム チャネル グループは過去のデータにもさかのぼって適用できるため、AI アシスタント チャネルが追加される前の期間とも同じ基準で比べられます。作成には編集者以上の権限が必要で、標準のプロパティで作れるのは2つまでです。

GoogleのAIによる概要・AIモードからの流入はどう見るか

AIによる概要・AIモードからのクリックはGA4では「オーガニック検索」に含まれて区別できないため、Search Consoleの生成 AI パフォーマンス レポートで表示されたページを確かめ、そのページへのオーガニック検索からの訪問と問い合わせをGA4で見ます。

知りたいことSearch ConsoleGA4
AI機能で自社へのリンクが表示された回数生成 AI パフォーマンス レポート(ページ・国・デバイス・日付別の表示回数)分からない
AI機能からのクリック数検索パフォーマンスの「ウェブ」に通常の検索と合算され、切り分けられないオーガニック検索に含まれ、切り分けられない
検索から来た人の行動と問い合わせ分からないオーガニック検索のランディング ページ別のエンゲージメント率・キーイベント
社名での検索の増減検索パフォーマンスで、社名を含むクエリに絞り込むSearch Consoleとリンクしていれば、クエリ別の数値を確認できる

生成 AI パフォーマンス レポートは2026年8月31日に全サイトへ提供されたレポートで、指標は表示回数だけです(Search Console ヘルプ)。表示が少ないサイトでは、レポート自体が表示されないことがあります。MicrosoftのCopilotなどでの引用回数は、2026年2月に公開プレビューとして始まったBing Webmaster Toolsの「AI Performance」で確認できます(Bing Webmaster Blog)。

月次で見る指標とレポートの例

月次では、次の7つを並べて見ると、AI経由の訪問が増えているか、どのページが引用され、問い合わせにつながっているかを判断しやすくなります。

指標確認する場所見方
1. AI アシスタント経由のセッションGA4 トラフィック獲得前月・前年同月と比べる。件数が少ないうちは割合より実数で見る
2. AI アシスタント経由のキーイベントGA4 トラフィック獲得問い合わせ・資料請求につながったか
3. 参照元別の内訳GA4 探索(参照元の正規表現)どのAIからが多いか。参照・未割り当てに入ったAIも含める
4. 着地したページGA4 探索・ランディング ページサービスや料金のページか、コラム記事か
5. AI機能での表示回数Search Console 生成 AI パフォーマンス レポート表示回数が多いページと、書き直したページの変化
6. 社名・サービス名での検索Search Console 検索パフォーマンス(クエリで絞り込み)AIで知って社名で検索し直した人の増減の目安
7. AIの回答の中身決めた質問をAIに入力して記録自社が紹介されたか、説明が正しいか

月次レポートのまとめ方

1枚のレポートに上の数値を「今月・前月・前年同月」の3列で並べ、その下に「分かったこと」と「来月やること」を1〜3行ずつ書きます。数字を並べるだけでなく、次に直すページを決めるところまで書くと、毎月の確認が改善につながります。書き方の例を示します(内容は説明のための架空の例です)。

  • 分かったこと(例):AI アシスタント経由の訪問は料金ページへの着地が多いが、料金ページから問い合わせフォームへの移動が少ない
  • 来月やること(例):料金表の直下に問い合わせボタンを置き、料金に含まれる作業の一覧を追加する

数字を見るときの注意点

GA4で確認できるAI経由の訪問は、実際にAIから来た訪問の一部と考え、「少なくともこれだけはAIから来ている」という下限として扱います。

  • AIの回答を読んで満足した人はクリックしないため、AIで紹介された回数はGA4には表れない
  • リンク元の情報が送られない訪問は「直接」に入る。Googleの「(direct) / (none)」に関するヘルプも、UTMパラメータがない場合や、リダイレクトでパラメータが消えた場合に参照元の情報が失われるとしている
  • Cookieの同意を拒否した人や広告ブロッカーを使う人の訪問は、記録されない場合や「直接」に入る場合がある
  • AIのクローラーがページを読みに来たアクセスはGA4では見られない。GA4は既知のボットのトラフィックを自動で除外するため、クローラーの訪問はサーバーのアクセスログで確認する
  • 件数が少ない月は、関係者のアクセスや1回の紹介で数字が大きく動く。内部トラフィックを除外し、3か月程度の傾向で判断する
  • AI アシスタント チャネルは2026年5月に追加されたため、それより前の期間と比べるときは、参照元の値で比べるかカスタム チャネル グループを使う

よくあるご質問

「AI アシスタント」の行が表示されません。設定が必要ですか?

設定は必要ありません。期間内にAIアシスタントからの訪問がなければ、行は表示されません。参照元に chatgpt.com などがないかを確認し、それでも見当たらない場合は、AIの検索機能でサイトが引用されていない可能性があります。AIの検索用クローラーを拒否していないか、robots.txtも確認してください。

Perplexityからの訪問は、どのチャネルに入りますか?

Googleのヘルプや発表で例に挙がっているAIにPerplexityは含まれていないため、自社のデータで確認します。探索レポートで参照元を「perplexity」を含む条件で絞り込み、「セッションのデフォルト チャネル グループ」の列を見れば、どのチャネルに分類されているかが分かります。

AIによる概要からの訪問だけを数えることはできますか?

2026年10月時点で、公式に用意された方法はありません。GA4ではオーガニック検索に含まれ、Search Consoleの生成 AI パフォーマンス レポートは表示回数だけで、クリック数は通常の検索と合算されています。

AI経由の訪問が少なくても、対策する意味はありますか?

あります。AIの回答で紹介されても、その場でクリックされないことがあるため、訪問数だけでは成果を測れません。社名での検索の増減や、問い合わせ時に「AIで知った」と答えた件数もあわせて見ます。問い合わせフォームに「当社を知ったきっかけ」の選択肢を設けると、AI経由の問い合わせを把握しやすくなります。

まとめ

GA4では、2026年5月に追加された「AI アシスタント」チャネルで、ChatGPT・Gemini・ClaudeなどのAIからの訪問を確認できます。ChatGPTからの訪問は utm_source=chatgpt.com により参照元 chatgpt.com として記録され、GoogleのAIによる概要・AIモードからのクリックはオーガニック検索に含まれます。チャネルに入らないAIもあるため、探索レポートで参照元を正規表現で絞り込み、Search Consoleの生成 AI パフォーマンス レポートと社名での検索を合わせて、毎月同じ手順で確認します。

当社のWEBサイト運用保守・集客改善では、問い合わせなどの計測の定義からGA4とSearch Consoleを整えます。運用改善プラン(改善ライト 月8万円〜・税別、診断レポートを受けた会社が対象)の月次レポートでは、GA4・Search Console・検索順位・AI検索での引用・表示速度をまとめ、定例ミーティングで翌月に直す項目を決めます。AIに引用されるためのページの改善は、SEO・AI検索(AIO)対策で対応しています。

関連記事:SEOとLLMO(AIO・GEO)の違い/AIによる概要・AIモードで引用されるページの書き方/Google Search Console(サーチコンソール)の活用法

フェニックスデザイン株式会社WEB制作会社が運営するナレッジベース編集部

コーポレートサイト・採用サイト・サービスサイトの制作と、公開後の運用保守・集客改善の現場で得た知見をもとに、発注する側の視点で記事を制作・更新しています。運営会社の所在地・事業内容は会社案内、制作の考え方はブランディング×マーケティング論をご覧ください。

この記事は 2026年10月23日 に公開し、2026年10月23日 に内容を確認・更新しました。