WEBブランディング

コーポレートサイトのデザインの決め方:8つのポイントとトレンドの見極め方

公開 更新 読了 約19分

コーポレートサイトを新しく作る、またはリニューアルするときに、「どんなデザインにすればよいか」「おしゃれにすれば問い合わせは増えるのか」「流行のデザインを取り入れるべきか」で社内の意見がまとまらないことはよくあります。デザインは好みが分かれやすく、判断の基準がないまま進めると、修正の往復が増えたり、公開後に「見た目は良いのに問い合わせが増えない」状態になったりします。

コーポレートサイトのデザインは、「誰に・何を伝えて・どう行動してもらうか」を先に言葉で決め、その基準に沿って色・書体・写真・レイアウトを選ぶと、迷わずに決められ、成果にもつながります。

この記事では、コーポレートサイトのデザインが担う役割、デザインの前に決めておくこと、デザインを決める8つのポイント、テイスト別の特徴と向いている会社、トレンドの見極め方、企業サイトで好まれるデザインとコンテンツ、制作会社に依頼するときの進め方を、発注する側の視点で解説します。

コーポレートサイトのデザインが担う3つの役割

コーポレートサイトのデザインの役割は、「信頼できる会社か」を判断してもらい、「何をしている会社か」を伝え、「問い合わせや応募」へ導くことの3つです。

コーポレートサイトは、取引を検討している企業、求職者、金融機関、地域の方など、目的の違う人が訪れる会社の公式窓口です。見た目が整っていることは、それ自体が「きちんとした会社だ」という判断材料になります。一方で、デザインの役割は飾ることではありません。訪れた人が知りたい情報に迷わずたどり着き、次の行動を決められるようにすることです。訪れる人ごとに、確認したいことと、デザインで配慮することを整理すると次のようになります。

訪れる人確認したいことデザインで配慮すること
見込み客(取引を検討する企業・個人)事業内容、強み、実績、対応範囲、料金の目安何の会社かが最初の画面で分かること。事例・実績・問い合わせへの入口を目立たせる
既存の取引先会社情報、お知らせ、担当窓口お知らせや会社概要に迷わず移動できるメニュー
求職者仕事内容、働く人、社風、募集要項社員の写真や職場の雰囲気が伝わる見せ方。採用ページ・採用サイトへの入口
金融機関・投資家・行政会社概要、沿革、財務・IR、許認可正確さと信頼感を優先した落ち着いたトーン
地域の方・メディア地域での活動、取り組み、ニュース取り組みやニュースを写真つきで分かりやすく見せる

すべての人に同じ重さで応えようとすると、トップページが情報で埋まり、どれも伝わらなくなります。サイトの目的に照らして「最も優先する閲覧者」を決めておくと、デザインの判断がぶれません。

デザインを決める前に、言葉で決めておく4つのこと

デザインに入る前に、目的、優先する閲覧者、伝えたい印象、他社との違いの4つを文章にしておくと、色や写真の選択を「好み」ではなく「基準」で判断できます。

  1. サイトの目的と成果の指標:問い合わせを増やすのか、採用の応募を増やすのか、資料請求を増やすのか。何を「成果」として数えるかまで決めます。
  2. 優先する閲覧者:上の表のうち、誰を最も重視するか。業種や役職、どんな課題を持って訪れるかを具体的に書きます。
  3. 伝えたい印象(形容詞を3つ程度):たとえば「誠実・技術力・親しみやすさ」のように、ありたい姿を言葉にします。「かっこいい」「おしゃれ」は人によって解釈が違うため、できるだけ具体的な言葉を選びます。
  4. 競合との違い:同じ地域・同じ業種の会社と比べて、自社が選ばれている理由は何か。違いが言葉になっていないと、デザインも他社と似たものになります。

当社では、この4つをヒアリングで伺い、ブランドコンセプト、トーン&マナー(配色・書体・写真・言葉づかい)、キャッチコピーを「ブランディング設計書」にまとめてからデザインに入ります。設計書があると、デザインの確認で意見が分かれたときも「設計書に照らしてどちらが合っているか」で決められます。言語化の進め方はデザインコンセプトとは?伝えたいことの言語化で詳しく解説しています。

Service

WEBブランディングのご相談はフェニックスデザインへ

ナレッジベースを運営するフェニックスデザインが、今のサイトの数字を見るところから対応します。URLを入れるだけの無料簡易診断から。

コーポレートサイトのデザインを決める8つのポイント

デザインを決めるときは、企業イメージとの一致、競合との差別化、ファーストビュー、配色、書体、写真、全体の統一感、スマートフォンでの見え方の8つを順に確認します。

1. 企業イメージ・事業内容と合わせる

デザインは、事業内容と顧客層から連想される企業イメージに合わせます。たとえば同じアパレル業でも、乳幼児向けの衣類を扱う会社、スポーツウェアの会社、シニア向けの衣類の会社では、ふさわしい色や写真がまったく違います。子ども向けの商品を扱っているのに力強いスポーツ風のデザインにすると、訴求とデザインがずれ、見込み客に「自分向けではない」と受け取られます。BtoBの製造業であれば工場・設備・製品の写真で技術力と規模を見せる、士業であれば落ち着いた配色と読みやすい文字組みで誠実さを伝える、というように、業種と顧客の期待から出発します。

2. 競合他社と並べて差別化する

コーポレートサイトに載せる項目(事業内容・会社概要・採用情報など)はどの会社もおおむね同じなので、デザインまで似ていると違いが伝わりません。デザインを検討する前に、競合や同業のサイトを5〜10社ほど並べ、次の観点で、どこが共通していてどこで違いを出せるかを確認します。

  • 色味(業界で多い色と、自社が使える色)
  • レイアウト(写真の大きさ、文字の量、余白の取り方)
  • 使っている写真・動画(素材写真か、自社で撮影した写真か)
  • イラストの有無
  • 動き(画像の切り替え、スクロールに合わせたアニメーションなど)

差別化は奇抜にすることではありません。自社にしかない写真、自社の言葉で書いたキャッチコピー、具体的な実績の見せ方で違いを出すほうが、見込み客にとって意味のある違いになります。

3. ファーストビューは伝えることを1つに絞る

ファーストビューは、サイトを開いてスクロールせずに見える範囲です。ここに情報を詰め込みすぎると「何を伝えたい会社なのか」が分からなくなります。載せるものはキャッチコピー、それを裏づけるビジュアル、主要なメニュー、問い合わせなど次の行動への入口に絞り、伝えるメッセージは1つにします。具体的な作り方はファーストビューとは?コーポレートサイトの作り方で解説しています。

4. 配色は「役割」で決める

色は、ベースカラー(背景など面積の大きい色)、メインカラー(企業らしさを表す色)、アクセントカラー(ボタンなど目立たせたい部分の色)の3つの役割に分けて決めると、統一感が出ます。面積の目安として「ベース7割・メイン2.5割・アクセント0.5割」程度がよく使われますが、厳密な決まりではありません。あわせて次の点に注意します。

  • ロゴやコーポレートカラーがある場合は、それを配色の軸にする
  • 問い合わせボタンの色はサイト全体で1色に固定し、ほかの装飾には使わない
  • 文字と背景の明るさの差(コントラスト)を十分に取る。ウェブアクセシビリティの国際的なガイドライン(WCAG)では、通常の大きさの文字で4.5:1以上のコントラスト比が求められています(レベルAA)
  • 色だけで情報を区別しない(必須項目を赤い文字だけで示す、など)

5. 書体(フォント)と文字の読みやすさで印象を整える

書体は、同じ文章でも受ける印象を大きく変えます。一般的な傾向は次のとおりです。

書体受ける印象の傾向使われることが多い例
明朝体上品、知的、伝統、誠実士業、老舗、高価格帯の商品、ブランドメッセージの見出し
ゴシック体力強い、親しみやすい、読みやすい製造業、IT、本文全般
丸ゴシック体やさしい、柔らかい、親しみやすい医療・介護、保育・教育、生活サービス

見出しと本文で書体を使い分けることもありますが、種類を増やしすぎると統一感がなくなります。同じ書体でも太さや文字の間隔で印象が変わるため、まずは書体を絞り、本文はスマートフォンでも読める文字の大きさと行間を確保することを優先します。

6. 写真は自社の「実物」を優先する

写真は、デザインの印象と信頼性を最も大きく左右する要素です。素材サイトの写真は手軽ですが、他社のサイトでも使われていることがあり、「どこかで見た」印象になりがちです。工場、設備、製品、働く社員、施工現場など、自社にしかない実物の写真があると、それだけで具体性と信頼感が生まれます。撮影する場合は、どのページのどの位置に使うかを決めてから撮ると、使えない写真が減ります。素材写真を使う場合は、商用利用の条件を確認し、自社の業種や雰囲気に合うものを選びます。

7. サイト全体でデザインのルールを統一する

書体、色、見出しの形、ボタン、写真の加工の仕方、余白の取り方がページごとに違うと、まとまりがなく見え、同じ会社のサイトかどうかも分かりにくくなります。トップページだけでなく下層ページも含めて、見出し・ボタン・表・リンクなどの見せ方のルールを決めておくと、公開後にページを追加したときにも統一感を保てます。

8. スマートフォンでの見え方を先に確認する

画面の大きさに合わせて表示を切り替える「レスポンシブデザイン」は、現在のコーポレートサイトでは前提です。Googleもモバイル対応の方法としてレスポンシブデザインを推奨しています。BtoBのサイトでも、移動中や外出先でスマートフォンから確認されることは珍しくないため、デザインの確認はパソコンの画面だけでなく、スマートフォンの実機でも行います。とくに、メニューの開きやすさ、ボタンの押しやすさ、表の見え方、文字の大きさを確認します。

デザインのテイスト別の特徴と向いている会社

デザインのテイストは、伝えたい印象と載せる情報の量から選び、「流行っているから」ではなく「自社の強みが最も伝わる見せ方か」で決めます。

テイスト特徴向いている会社・目的注意点
シンプル・ミニマル(余白を広く取る)情報が絞られ、伝えたいことに目が向く。上品で落ち着いた印象士業、コンサルティング、デザイン性を重視するBtoB企業情報を削りすぎると、知りたいことが見つからない。重要な情報は大きさや色で強調する
写真主体実物で事業内容・規模・雰囲気が一目で伝わる製造業、建設、物流、施設を持つ医療・介護写真の質がそのまま会社の印象になる。撮影の計画と費用が必要
イラスト主体形のないサービスや専門的な内容を、分かりやすく親しみやすく見せられるIT、金融・保険、教育、生活者向けサービス子どもっぽく見えないよう、タッチを企業イメージに合わせる。制作の費用と期間がかかる
文字(タイポグラフィ)主体社名やメッセージを大きく見せ、記憶に残すブランドメッセージを強く打ち出したい会社言葉そのものが強くないと成り立たない。キャッチコピーの検討が先
動き(アニメーション・動画)世界観や雰囲気を短時間で伝えられるブランドイメージを重視する会社、採用を強化したい会社表示速度と操作性に影響する。動きは目的のある箇所に絞る
ブランドカラーを面で使う色で会社を覚えてもらえる認知度を上げたい会社、生活者向けのサービス色の面積が大きいほど、文字の読みやすさに注意が必要

当社の制作事例に見るテイストの選び方

当社のコーポレートサイト制作では、テイストを業種と最初に伝えたいことから決めています。社名は掲載許諾の方針により非公開ですが、たとえば次のような考え方で設計しました。

  • 鍛造メーカー、鋼構造物メーカー(製造業):工場や工場全景の写真を主役にしたファーストビューで、ものづくりの現場を最初に伝える
  • 生活者向けサービス企業:黄色と緑のブランドカラーを面で大胆に使い、英文のビジョンコピーと合わせて、事業内容より先に「らしさ」を印象づける
  • 法人向けサービス企業:都市の空撮写真に社名の文字を大きく重ね、社名そのものを記憶に残す
  • 紙器・包装資材メーカー:白とティール(青緑)の明るい配色で、製品案内・取引業界・提案事例の3つの入口から探せる構成にする
  • キャラクター演技・制作会社:オリジナルのイラストをファーストビューに置き、形のない事業内容を一目で伝える

業種ごとのサイト構成と設計の考え方は、制作実績で事例ごとに紹介しています。

デザインのトレンドはどう見極めるか

デザインのトレンドは、名前で採用を決めるのではなく、「目的に効くか」「表示速度や使いやすさを損なわないか」「公開後も更新を続けられるか」の3つで判断すると失敗しません。

Webデザインの流行は数年単位で移り変わり、流行をそのまま取り入れたサイトは、数年後には古く見えることもあります。コーポレートサイトは一度作ると数年使うものなので、流行は「目的に合う部分だけを取り入れる」くらいがちょうどよい距離感です。よく話題に上る手法を、判断の基準とあわせて整理します。

手法期待できる効果取り入れるときの判断基準
広い余白(ホワイトスペース)伝えたい要素が目立ち、上品で読みやすくなる余白のせいで、重要な情報がスマートフォンで下に押しやられていないか
イラスト・アニメーション専門的な内容を分かりやすく、親しみやすく伝えられる説明の理解を助けているか。飾りのための動きになっていないか
パララックス(スクロールに合わせて奥行きを出す演出)読み進める楽しさが出て、順を追った説明に向くスマートフォンで動作が重くならないか。動きが苦手な人への配慮があるか
3D表現先進性や製品の立体的な形を伝えられる製品の理解に本当に必要か。表示速度への影響を計測したか
背景動画現場の雰囲気や世界観を短時間で伝えられる音声なしで伝わるか。一時停止できるか。容量は軽いか
グラデーション・大胆な配色印象に残り、ブランドを強調できる文字と背景のコントラストが保てるか
非対称(グリッドを崩した)レイアウト個性が出て目を引く読む順番が分かりにくくなっていないか
暗い背景(ダークモード風)写真や映像が引き立つ長い文章が読みにくくならないか。企業イメージに合うか
チャットボット営業時間外でも、よくある質問に答えられる回答を用意して更新する体制があるか。問い合わせフォームの代わりにはしない
データの可視化(グラフ・図解)実績や数字を直感的に伝えられる元の数字が正確で、定期的に更新できるか

動きのある演出を使う場合は、端末の設定で「動きを減らす」を選んでいる人には演出を控える実装(prefers-reduced-motion への対応)や、自動で動き続ける要素を止められる仕組みを用意すると、動きが苦手な人や画面酔いしやすい人にも配慮できます。

ヘッダーとメニューのデザインの選び方

ヘッダー(画面上部のロゴとメニューの領域)の形にも流行がありますが、選ぶ基準はページ数と、訪れた人がどこから何を探すかです。

  • 横並びのメニュー(グローバルナビゲーション):主要なページが5〜7項目程度に収まるサイトの基本形。どこに何があるかが常に見える
  • メガメニュー(項目をグループに分けて大きく展開する):事業や製品が多いサイト向け。階層は2〜3段階までにとどめる
  • ハンバーガーメニュー(三本線のボタンにメニューを格納する):スマートフォンでは一般的。パソコンでも使う場合は、問い合わせなど重要な入口を外に出しておく
  • スクロールしても上部に固定されるヘッダー:長いページでもメニューと問い合わせボタンにすぐ戻れる。画面を占める高さに注意する
  • 背景が透明なヘッダー:ファーストビューの写真と一体感が出る。写真の上でロゴやメニューの文字が読めるかを確認する
  • 画面の左側に縦に並べるメニュー:ページ数の少ないサイトで個性を出せる。スマートフォンでは別の形に切り替える

企業サイトで好まれるデザインとコンテンツ

企業サイトで好まれるのは、流行のデザインよりも、知りたい情報にすぐたどり着け、実物の写真と具体的な情報で「この会社なら任せられる」と判断できるサイトです。

見込み客や求職者は、複数の会社のサイトを比べながら検討します。比べるときに見られるのは、見た目の新しさよりも、判断に使える情報がそろっているかどうかです。デザインは、次のようなコンテンツを読みやすく、見つけやすくするために使います。

  • 何の会社かが一文で分かるメッセージ:トップページの最初に、誰に何を提供しているかを書く
  • 実績・導入事例:業種や課題、取り組み、結果を具体的に。写真や図を添えて読みやすくする
  • 数字で見る会社:創業年、拠点数、取引社数、従業員数など、確かめられる事実を数字で示す
  • 代表メッセージ・社員の顔:どんな人が働いているかが見えると、問い合わせの心理的なハードルが下がる
  • サービスの流れ・料金の目安・よくある質問:問い合わせ前の不安に先回りして答える
  • お知らせ・ブログの更新:日付の新しい情報があると、今も活動している会社だと分かる

反対に、画像の中に文字を入れすぎる、ページを開くたびに大きな演出を待たされる、どのページも同じ写真が使われている、といったサイトは、見た目が新しくても比較の段階で不利になります。

デザインを制作会社に依頼するときの進め方

デザインを制作会社に依頼するときは、「設計書→ワイヤーフレーム→トップページ→下層ページ」の順に段階を分けて確認し、各段階で合意してから次へ進むと、手戻りと追加費用を防げます。

  1. ヒアリングで目的と閲覧者を共有する:前述の4つのことを伝えます。社内で決まっていなければ、制作会社と一緒に整理します。
  2. コンセプトとトーン&マナーを合意する:配色・書体・写真・言葉づかいの方針を文書で確認します。
  3. ワイヤーフレームで載せる内容と順番を確認する:見た目ではなく、情報の過不足と並び順を確認します。確認のポイントはワイヤーフレームとは?作り方と確認ポイントで解説しています。
  4. トップページのデザインで方向性を決める:パソコンとスマートフォンの両方で確認します。
  5. 下層ページのデザインを確認する:トップページで決めたルールが守られているか、原稿や写真が入った状態で読みやすいかを確認します。

当社のコーポレートサイト制作(スタンダードプラン)では、デザインの工程は2〜4週間が目安です。トップページのデザインを先に提示して方向性を確認してから下層ページを制作し、PC・スマートフォンの両方のデザインを用意します。ヒアリングから公開までは2.5〜4か月が標準です。

参考サイトの伝え方と、デザインを確認するときのコツ

  • 好きなサイトを3〜5つ挙げ、「色」「写真の使い方」「文字の大きさ」「構成」のどこが良いのかを添える
  • 合わないと感じるサイトも挙げる(避けたい方向が分かると、提案の精度が上がる)
  • 確認では「好きか嫌いか」ではなく、「優先する閲覧者に、伝えたい印象が伝わるか」で判断する
  • 社内の意見は担当者が取りまとめ、矛盾する指示を整理してから伝える
  • 決裁者には途中の段階でも一度見てもらい、最後に方向性が覆るのを防ぐ

よくあるご質問

コーポレートサイトのデザインについて、発注前によくいただくご質問にお答えします。

おしゃれなデザインにすれば、問い合わせは増えますか?

見た目を整えるだけでは、問い合わせは増えにくいのが実情です。問い合わせの数は、サイトに来る人の数と、来た人のうち問い合わせる人の割合の掛け算で決まります。デザインが良くなって信頼感が上がっても、検索で見つからなければ訪問者は増えませんし、知りたい情報が載っていなければ問い合わせにはつながりません。デザインと同時に、載せる情報と集客の方法を見直すことが大切です。

テンプレートのデザインと、オリジナルのデザインはどう違いますか?

テンプレートは費用と期間を抑えられる一方、構成やレイアウトの自由度が低く、同じテンプレートを使う他社と似た見た目になりやすい点に注意が必要です。オリジナルのデザインは、自社の強みや業種に合わせて構成から設計できる分、費用と期間がかかります。最低限の会社案内として使うのか、問い合わせや採用につなげたいのかで選び分けます。

デザインの修正は何回までできますか?

修正の回数や範囲は制作会社や契約によって異なるため、見積もりの段階で確認しておきましょう。当社では各工程の終わりに成果物を確認いただき、合意してから次の工程に進みます。合意後の変更は、影響範囲に応じて追加費用・期間をご相談のうえ対応しています。

社内で意見が分かれたときは、どう決めればよいですか?

デザインに入る前に合意した目的・優先する閲覧者・伝えたい印象に立ち返り、「どちらがより基準に合っているか」で判断します。基準が文書になっていないと、役職の高い人の好みで決まりがちです。迷う場合は、優先する閲覧者に近い立場の社員や取引先に見てもらうのも一つの方法です。

リニューアルで、デザインだけを新しくしてもよいですか?

デザインだけを変えると、載せている情報や構成の問題が残ったままになることがあります。リニューアルの前に、アクセス解析で「どのページが見られ、どこで離脱しているか」「どんな言葉で検索されているか」を確認し、デザインで解決すべき課題なのか、内容や導線の課題なのかを切り分けてから進めるのがおすすめです。

まとめ

コーポレートサイトのデザインは、好みや流行で決めるものではなく、目的・優先する閲覧者・伝えたい印象・他社との違いを言葉にしたうえで、その基準に沿って決めるものです。

  • デザインの役割は、信頼の判断材料になり、何の会社かを伝え、問い合わせや応募へ導くこと
  • 企業イメージ、差別化、ファーストビュー、配色、書体、写真、統一感、スマートフォン表示の8つを確認する
  • テイストは自社の強みが最も伝わる見せ方で選び、トレンドは目的・表示速度・更新のしやすさで見極める
  • 企業サイトで好まれるのは、実物の写真と具体的な情報で判断できるサイト
  • 依頼するときは、設計書→ワイヤーフレーム→トップページ→下層ページの順に段階を分けて合意する

当社のコーポレートサイト制作では、ヒアリングでブランドコンセプトとトーン&マナーを言語化し、検索・導線・計測の設計とあわせてデザインを進めます。自社に合うデザインの方向性から相談したい場合も、お気軽にお問い合わせください。

関連記事:コーポレートサイトのおしゃれな事例50選/Webデザインの最適化とは?改善の進め方/スマホサイトの最適なサイズと作り方

フェニックスデザイン株式会社WEB制作会社が運営するナレッジベース編集部

コーポレートサイト・採用サイト・サービスサイトの制作と、公開後の運用保守・集客改善の現場で得た知見をもとに、発注する側の視点で記事を制作・更新しています。運営会社の所在地・事業内容は会社案内、制作の考え方はブランディング×マーケティング論をご覧ください。

この記事は 2022年6月3日 に公開し、2026年10月23日 に内容を確認・更新しました。